2025/6/9 今野陽太「高校生の君は読むべき日記」

おばんです。森田から指名を受けました、スポーツウエルネス学部1年今野陽太です。
彼と僕の初めての出会いは今年の2月です。当時は若干人見知りのあるけどものすごい速い選手、という認識でした。特に今もそれは変わりません。恋愛がうまくいっていない仲間なので、お互いはやく良い相手を見つけないといけません。
あきなりから部員日記を回すと言われ真面目に書いていたのですが、彼の日記の最後の最後に面白い日記を書けという爆弾を隠していました。
僕の面白さを伝えるには、文章だけでは足りないので今回はおふざけなしで書かせていただきます。ぜひ直接お話ししましょう。
「稚拙な文章ではありますが大目に見ていただけると幸いです。何卒。」

部員日記の慣習となっている自己紹介をさせていただきます。

今野陽太(2007/01/09 生まれ)です。
北海道の立命館慶祥中学・高等学校出身で、6年間、臙脂のRをまとって走っていました。
今は心機一転、江戸紫のRを背負って走っています。
趣味はライブ参戦や読書、野球観戦、銭湯巡りなどなど。好きなバンドはgo!go!vanillas、好きな作家さんは三浦しをんさんです。とりあえず好きな音楽について話しかけてみてください、尻尾を振って喜びます。
MBTIはENTP-Aです。ISFPと相性がいいそうですよ。
高校時代の友人に僕がどういう人間か聞いてみたところ、気分屋で、お調子者だけど真面目な時は追い込むタイプと言っていました。そんな感じの人間です。
北海道からやってきて早2ヶ月、本土の暑さに四苦八苦する毎日です。

今回の部員日記はこの世のどこにいるかもわからない、立教大学陸上部に興味がある高校生に向けて書こうと思うので、部員の方は読み飛ばしていただいても結構です。笑 読んで欲しいですけど!
僕はもともと、高校で陸上競技を辞めてやろうと思っていました。高校三年生の7/31の17:20頃まで、かなり頑固に。正直、これ以上陸上に時間をかけるのが勿体無いように感じていたし、違うことをやってみたい気持ちがありました。当時は早稲田大学に入学して、トライアスロンサークルに入って、ほどほどに楽しめたらなーと夢を見ていたのを覚えています。トライアスロンをやろうと思った理由は、あまりに高校時代僕が怪我をするため、基本的な練習メニューがバイクと水泳だったためです。トライアスロンを舐めていますね。そんな僕が心変わりしたのは、昨年の福岡IHで洛南と四学香川西にボッコボコにされたことがきっかけです。福岡に行くまでの僕は、正直自分のチームが今年マイルリレーでラウンドを回るのは現実的ではないと思っていました。陸上とは、タイムが全てです。戦う前に相手の能力が数値化されてしまうのです。最後のレースだし、楽しんで走れればいい。レース前に僕が実際に口に出した言葉です。実際全く緊張せず、人生で一番視界がひらけているレースでした。このマインドで走った僕はレース後、どんな結末を辿るのでしょう。シンキングタイムです。シンキングタイム終わりです。正解は「激しい後悔に襲われる」でした。矛盾ですね、当時の今野少年はレースを希望通り楽しんで走ったのに。人間とは不思議なもので、心の奥底で眠っている本音には、自分の心の内であっても気づくことができないのです。300mまでは楽しかったマイルリレーでしたが、ラスト100mのところで、他のチームがバトンを落としているのが視界に移りました。その時に僕の心の底に埋まっていた勝利欲が爆発したのです。

「こいつを抜かないと!!!」

走り終わった直後、なぜ高校生活でこんなに怪我をしたのか、なぜあの練習で少し抜いたのかと過去の自分を責めるようになり、ゴール付近に設置されているアイシングプールに飛び込む洛南の選手を横目に見ながら、大学でも絶対に続けると一気に心変わりしました。

これから地方大会、IHなどに出場する君へ、今の君の「陸上を引退する」決意は実に一瞬で覆ります。挟まれていないはずのオセロのコマが勝手に裏返るくらい、突然に覆ります。もし今継続するかどうか悩んでいるならば、立教大学陸上競技部に体験に来てみてください。もしもう最後の大会が終わって辞める決断をしたが、少しでも気になっているならば、立教大学陸上競技部に体験に来てください。僕が継続するメリット、継続すべき理由を教えてあげます。

そしてここからは、そんな立教陸上部の魅力をお伝えします。一つ目は「みんなが思っているより強い」という点です。正直舐めていました。立教大学は間違いなく強いですし、ますます強くなります。来年の関東インカレでは2部から昇格できる、そう思えます。
二つ目はやはり「自由さ」でしょう。立教短距離ブロックでは指導者がいない現在、独自の練習体制をとっています。自分のやりたいことがある人がそれぞれメニューを作成して全体に提出し、メニューに参加したい人は提出されたメニューの中からやりたいものを選択します。いつでも新しい知識や技術を仕入れることができますし、自分のやりたい練習もできる環境が整っていますよ。
最後は「人」です。体験に来ていただければわかりますが、衝撃的なくらい嫌な人がいません。おそらく部で一番捻くれているのは僕でしょう。競技面全員がすごい熱量で競技に取り組み、それぞれの目標を目指しています。
僕の経験上、競技力が高い選手はかなりの確率でやなやつですが、立教大学では全員が等しくいい人なのですから驚きです。また、先ほど自由がいい点だと述べましたが、自由ゆえに様々な人がいます。練習においてもそうですが、色々な人と接することで新しい価値観を見つけることもできます。
人として、競技者として成長したい、競技をしながら陸上以外の新しい道を見つけたい。
それぞれの道を歩むためのステップとして、この競技部は最高の場所です。

ぜひ体験に来てください。
僕は7/31に続けることを決断して8/4に立教大学に体験に行きましたよ。
皆さんがこれを読んだ4日後には練習に来てくれると信じています.

さて、ダラダラと書いてきたのでそろそろバトンタッチとしましょう。
しばらく一年生ばかりでシャバい文章が続いてきたのでここらで一つ、味変しましょう。
ということで、昨日の記録会で2年ぶりの10秒台、PBタイ記録を叩き出して、ウッキウキの笑顔を毎日振り撒いている大場大輔broにこのバトンを渡したいと思います。

大輔さんは非常にチキンですが、後輩、先輩全員に好かれる人柄の持ち主です。彼の10秒台を心から望んでいた人は少なくないと思います。
そんな大輔さんの入学後の軌跡について、事細かく書いていただこうと思います。
ここまで読んでくださった高校生の皆さんをセントポールズフィールドでお待ちしています。
ではでは。