2025/6/2 川辺陽也「石橋は走り抜けてみよう」

はじめまして!フィールド1年の吉田智から引き継ぎました、フィールド1年の川辺陽也です。

まずは、監督をはじめ、紫聖会の皆様、そして日頃から陸上競技部を支えてくださっているすべての皆様に、心より感謝申し上げます。皆様のおかげで活動を続けられていることに感謝しながら、今後も精進してまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

智とは普段からお互いにいろんなことを相談し合う中で、陸上部の中でも特によく話す友人の一人です!僕の暴走をいつも笑って見てくれる彼には感謝しかありません。今度みんなで旅行行こうね~

フィールドパート 1年 川辺陽也

ということで、自己紹介です↓
名前   川辺 陽也(かわべ はるや)
学部   観光学部 観光学科
出身高校 立教池袋高校
種目   棒高跳
趣味   旅行
その他  NPO法人ボウタカ メンバー
     桃李ボウタカクラブ コーチ(成蹊中学校・高等学校陸上部 外部コーチ)

普段、陸上部では幽霊部員と言われたり、問題児と言われたりすることもあるので、僕のことを“ただのヤバいヤツ”だと思っている人もいるかもしれませんが、今回はたまには真面目に文章を書こうと思います!
そもそも幽霊部員と言われているのは、棒高跳という特殊な種目をやっている関係で外部練習が多いからであって、ちゃんと練習はしていますのでご安心ください(笑)。

何について書こうか非常に迷いましたが、僕の人生を変えてくれた“棒高跳”について詳しく書こうと思います。拙い文章になるかもしれませんが、お許しください。
僕が棒高跳と出会ったのは、中学1年生の夏に行った陸上部の合宿です。当時の僕は1年生にしては身長が高く、恩師の阿部先生に誘っていただいて棒高跳を始めました。中学2年生の夏頃から専門種目として取り組みましたが、記録は思ったように伸びず、中高通じて関東大会には出場できませんでした。特に高校時代は、都大会の3日前に骨折したりと、散々な3年間だったなと思います。
ただ、棒高跳という競技はとんでもなく面白く、ずっと飽きずに続けることができました。うまく跳べた時の浮遊感に勝るものはないと思います。

ここまで聞くと、あまりにも普通の話ですが、ここからはなぜ棒高跳が僕の人生を変えてくれたと言えるのか、お話ししたいと思います。
僕は高校1年生の秋頃から、NPO法人ボウタカという組織に所属して活動しています。詳しく知りたい方はぜひ調べていただきたいのですが、簡単に説明すると「日本の棒高跳をもっと盛り上げたい」という思いで活動しているNPO法人で、現在は30人以上のメンバーが所属し、情報発信や研究など、様々な活動を行っています。
ボウタカLOVEが限界突破した僕は、ここで約3年間活動を続けています。様々なことをしてきましたが、その中でも特に記憶に残っている仕事を2つご紹介します。

1つ目は、高校3年生のときにスイス・ローザンヌで行われたダイヤモンドリーグに取材に行った
ことです!
EKIDEN NEWSの西本さんにお誘いいただき、ライターとして取材活動を行いました。この試合では、街なかで棒高跳の試合を行うというユニークなイベントがあり、それを見に行くために15時間かけてスイスへ向かいました。
基本的に一人行動だったので不安なことも多かったのですが、世界記録保持者のデュプランティス選手や、アジア記録保持者のオビエナ選手、またイベントの責任者の方にも取材でき、とても良い経験になりました。
ちなみに、取材活動がすべて終わった後にはスイス観光もしましたが、とっっっても良い国ですよ!!
トイレは綺麗だし、人は優しいし、公共交通機関は発達しているし、治安はいいという、ほぼ完璧な国です。ぜひ一度は訪れてみてほしいです!マックのチーズバーガーセットが2000円する物価を受け入れられるなら、ですが(笑)

フィールドパート 1年 川辺陽也 (写真最前列左から3番目)

2つ目は、今年3月29日に我らが池袋で行われた「メイスンワーク ストリートボウタカat池袋」というイベントについてです。
僕は発起人兼全体統括としてこのイベントに関わりました。
これは先ほどのスイスのイベントを参考にして、中池袋公園で棒高跳の試合を行うというもので、スポンサー企業様や多くの方々のご協力のもと、第一回目としては大成功に終えることができました。
ちょっと大変なこともありましたが、当日は多くの観客にお越しいただき、偶然通りがかったご家族のお子さんが笑顔で選手の跳躍を観戦している姿を見たとき、「頑張ってよかったな」と心から思いました。
来年もまた池袋で実施予定なので、ぜひ見に来てください!

ここまで長くなりましたが、最後にタイトルを回収して終えようと思います。
様々な経験を積む中で、いつも感じているのは、「チャンスを掴めるかは一瞬の差」だということです。もちろん、ちゃんと考えて行動することも大事ですが、「とりあえずやってみる」ことも同じくらい大事だと思います。
ファーストペンギンになるのはとても勇気がいります。しかし「ミスしたらどうしよう」は、ミスしたときに考えればいい。
一歩踏み出す勇気を出せなくなるのは、漢としてダサいです。
そんなことをモットーに生きる僕は、人に迷惑や心配をかけることも多くありますが、ぜひ温かい目でこれからも見守っていただければと思います。

(左:川辺 中央:森田)

ということで、次の部員日記は短距離パート1年の森田燿吏に任せたいと思います。
あきなりとはパートは違いますが、一緒にふざけ合える仲で、抱きつきに行くといつも喜んで抱きつき返してくれます。普段から面白い彼は、とんでもなく面白い部員日記を書いてくれると思うので、お楽しみに!
改めて、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!!