2025/5/30 吉田智 「全力で愉しむ」

はじめまして!長距離女子・競歩パートの山田凜依奈から引き継ぎました、フィールドパート1年の吉田智です!りいなとは最近仲良くなって関東インカレの時にはかなりお世話になりました!今年はせっかく僕の出身地である岡山で全カレがあるのに僕が行けないのはかなり悔しいですがりいなはもちろん、他の全カレに出場する選手も全力で応援したいと思います!!!!!

フィールドパート1年 吉田智

それでは改めまして自己紹介をさせて頂きます
岡山県岡山市から来ました、フィールドパート1年の吉田智です。スポーツウエルネス学部スポーツウエルネス学科に所属しています。専門種目は三段跳で、中学3年生の時に三段跳と出会い、そこからずっと三段跳を専門種目にしています。それまでは走幅跳を専門でやっていましたが大きな大会に出場した経験は無く、結果は良いものとは言えませんでした。

三段跳を始めたきっかけは顧問の先生にジュニアオリンピック予選会に三段跳出てみないかと言われたのがきっかけでした。それまでやった事ない種目でしかも三段跳という難しい競技に挑戦するので僕は「どうせ上手くいかないだろ」と思い、あまり乗り気ではありませんでした。しかし、全く乗り気では無かったのにも関わらず本番上手くいき、ジュニアオリンピック予選会で優勝し、そのまま愛媛県であったジュニアオリンピックに進みました。そこが僕にとっての初めての全国大会で、良い記録を目指すと言うよりも初の全国大会を楽しんで終われたらいいなと思いながら出場しました。そこでなんと決勝に残り、結果ジュニアオリンピック6位という結果になりました。なぜ入賞したのか自分でもさっぱり分かりません笑 三段跳がジュニアオリンピックに導入されて初の大会でレベルが高いとは言えなかったのですし、正直実力で6位になったと言うよりもただただ運が良かったとしか言えないですが、自分にとって初の全国入賞だったのでとても嬉しかったです。そこから僕の三段跳人生が始まりました。

高校に入学してからは三段跳でインターハイ入賞することを目標にし、練習していました。しかし思ったように記録が伸びず高校1年生では少しだけしか自己ベストを更新できず、中国大会に進むだけで終わってしまいました。そこで僕は練習量が足りないと思い、僕の高校の陸上部には朝練が無いので朝早く起きて自主練を毎日しようと思ってウェイトトレーニングを始めました。高一の秋頃から始め、そこから冬季練習が開けるまでずっと1人で朝練習していました。普通に過ごしているだけでは太れない体なので食事量をかなり増やしたりプロテインを欠かさずとるなどして、ひと冬で8キロの増量が出来ました。かなりパワーもついて、高二のシーズンこそインターハイに行こうと思って毎日練習していました。しかし現実はそう上手くいかず、初戦は少し自己ベストを更新しただけ、その後も全く上手くいかずかなり心が折れかけた状態で県総体を迎えました。結果は自己ベストで2位、中国大会にも進めたのですが、今まで負けていなかった友達に越され、三段跳ではひとつの大台の14mを先に出されてしまいとても悔しい思いをしました。そして迎えた中国大会でも予選落ち、僕の頑張った冬はどこにいったのかと悔しい気持ちでいっぱいでした。そこからも記録が全く伸びず、毎試合思うように結果が出ず泣いて終わるようなシーズンでした。そこで僕は陸上に対しての気持ちを1回リセットしようと思い、1週間部活にいかない連絡を顧問の先生にし、何もしない期間を作りました。たかだか1週間で大袈裟だな、と思うかもしれませんが、それまで毎日練習を部活内で誰よりもしていて、尚且つシーズン中であったため1週間動かない選択は僕にとって大きいものでした。しかし1週間というのは長いもので、部活に行かない日が3日ほど続いたところで僕はまた部活をしたくなりました笑 それほど僕は陸上が好きなんだなと思えた良い3日間でした。結局部活は1週間も休まず、何も考えなくて良かった3日間のおかげで気持ちのリセットができ、ただ部活がないだけの3日間よりも大切なことに気づけた良い機会でした。そこからまた気持ちを切り替えて部活を再開し、高二の秋にはギリギリ14mに届かなかったものの大幅自己ベストを更新し、高三に向けての良い記録が出せたと思い、そこそこ満足のいく結果でした。

そして迎えた高校3年生のシーズンは、勝ちにこだわらない事を目標にしていました。勝ちにこだわりすぎることで陸上を楽しむことが出来ていないと感じ、楽しく試合することを目標にしました。この目標が良かったのか、どの試合も緊張しすぎないようになり県総体ではやっと目標であった14mを越え、中国大会も自己ベストを更新し2位となり、ついにインターハイ出場することが出来ました。その後のインターハイでは予選落ちとなり決勝に進むことが出来ませんでしたが、たくさんの仲間と切磋琢磨でき、陸上をとても楽しむことが出来たと思っています。インターハイが終わったあとに沢山の人からメッセージが来て、そこでみんな期待して見ていてくれたことや、決勝に行けなかった悔しさが込み上げてきて感極まって涙が出てきましたが、今までとは違い後悔はありませんでした。やはり、勝ちにこだわらず陸上を楽しむ気持ちというのが大切なんだなと今は思います。
そこから僕は陸上を一旦やめ、勉強に集中し立教大学に入学させていただきました。

大学での目標は、三段跳で全カレに出場することです。今の記録では到底届かないですが、立教大学では今までと違い、1人ではなく同じ跳躍の同級生やが沢山います。もちろん記録で負けるつもりはありませんが、皆さんのことも応援してお互い記録が伸びたり良い結果が出たら一緒に喜び合えるような関係を築いていきたいと思っています。これからの大学生活でも本気で陸上に取り組み、今までの陸上人生よりもより濃いものにしていきたいと思います。

写真左 吉田智

ずっと記録が伸びない話をしていて退屈だったかもしれませんが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
さて、次の部員日記はフィールドパート1年の川辺陽也に託したいと思います。はるやとはウエイトを最近よく一緒にしていてかなり仲が良い友人のひとりです!また、彼は自他ともに認める幽霊部員(笑)ですが、実は主将を目指しているみたいなのでそんな彼がどんな部員日記を書いてくれるのかとても楽しみです!!笑
改めまして、ここまで読んでいただいてありがとうございました!