立教大学陸上競技部は、2020年に創部100周年を迎えました。その中で、一貫して本競技部は学生が主体性を持って活動して参りました。私自身も、学生の時にはその気概を忘れず、自分は何をしなければならないのか、自分に何が出来るか、その結果、自分が何をするのか、という事を考えながら活動していました。長い歴史の間には、部員数が少ない時代、多い時代、競技力が高い時代、低い時代もあり、様々な環境の変化もありましたが、紫聖会(OB・OG会)や、監督、コーチと言った指導スタッフは一貫して学生が充実した活動を行える様に支援をして参りました。 現在も、良き伝統は維持しつつ、社会、大学、陸上競技部等の環境に変化に対応して、学生と紫聖会、指導スタッフが協力して活動しています。 そして、本競技部と紫聖会は大学と協同し、箱根駅伝出場に向けて「立教箱根駅伝2024」事業に取り込み始めました。 この事業は男子長距離を強化する事を目的とするものですが、本競技部の短距離、中距離、長距離、競歩、フィールドの全てのパートが切磋琢磨し、一丸となって目標に臨む基本姿勢は変わりません。男子長距離の強化に刺激を受けて、他のパートも更なる競技力向上の為に活動しています。
陸上競技は多くの競技と同様に、自らの肉体、技術、精神をコントールする競技です。ある意味、他の競技よりもその要素は強いとも言えます。 四書の一つ『大学』では、八条目としてその内容を示し、その中の「修身」が基本ともされます。「修身」に続き「斉家」「治国」「平天下」があります。「修身」とは、すなわち自らをコントロールする事と繋がります。 本競技部の部員が部活動を通して「身を修め」、卒業し社会に出て、「斉家」「治国」「平天下」と繋がる様な活躍をする事を願っています。
本競技部の活動に紫聖会の他、大学関係者、校友会の皆様、また多くの皆様にご賛同いただければ幸甚です。 更に、本競技部に多くの高校アスリートの皆様がご興味を持ち、本競技部の理念にご理解をいただき、本学への入学、本競技部への入部を目指していただける事を願っています。
立教大学体育会陸上競技部 監督 福田治郎
こんにちは!第104代立教大学体育会陸上競技部の主将を務めさせていただきます、中距離パート3年の川嶋康駿です。
第104代では『紫士仁人』をスローガンを掲げ、男子は「関東インカレ2部総合優勝」、女子は「関東インカレ1部総合10位以内」を目標に、部員全員で「強い立教大陸上競技部」を創ることを目指して活動して参ります。
先日の第103回関東インカレでは他大学との合同集団応援も経験し、部外と関わることで得たもの、感じたことも多々ありました。立教大陸上競技部では競技以外の場面においても思いやりや感謝を忘れない仁徳のある組織を目指して取り組んでいます。
元々論語において「志士仁人」という字を用い、志の高い仁徳を持つ人という意味を持ちます。高い志を持ちながら江戸紫を背負う「同志」として、1つの目標に向かって凌ぎを削りあい、仁徳のある立教大陸上競技部を全員で創り上げていきたいという想いを込めました。
最後になりますが、私たち陸上競技部は支援してくださる皆様のお陰で活動することができています。日頃より私たちの活動を支援してくださっているOB・OGの皆様、心より感謝申し上げます。今後とも立教大陸上競技部をよろしくお願いいたします!
立教大学体育会陸上競技部 第104代主将 川嶋康駿