2025/11/14 近藤咲歩 「初心を忘れず」

フィールドパート1年 近藤咲歩

はじめまして。渡辺悠太から引き継ぎました、フィールド1年の近藤咲歩です。
はじめに、監督をはじめ、紫聖会の皆様、そして日頃から陸上競技部を支えてくださっているすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

悠太はとにかくザ・いい人、それに尽きます。都道府県魅力度ランキングで悠太の出身の秋田がだいぶ上がってきたんだとかなんとか。あとは熊のせいで悠太の帰るところがなくなるのではないかと心配で仕方ない今日この頃です。最近ではハードルの練習に参加していて、悠太のやる気のすごさに圧巻されています。

ということで、ひとまず自己紹介からさせていただきます。
名前 近藤咲歩(こんどう さほ)
出身高校 神奈川県立麻溝台高校
学部 法学部法学科
専門 走幅跳

初の部員日記なので無難にこれまでの陸上生活とこれからについて書こうと思います。

私が陸上を始めたのは小学5年生のとき、長距離をやっている父親に連れられ、妹と地域の陸上教室に入ったことがきっかけです。もともとあまり動くことは好きではありませんでしたが、小学生の記録会で走幅跳が1番記録がマシだったので、中学校では走幅跳を専門にすることにしました。中2の県大会で他の人との力の差を感じ、+αで県のトップ中学生たちが所属するクラブに入りました。コーチは100mで全国トップクラスだった人で、周りのチームメイトも陸上に対する意識が高かったため、そのあたりから本格的に生活の軸が陸上になりました。しかし、中3では思うような結果は出せず、高校で絶対に巻き返す!と意気込んで麻溝台高校陸上部に入ります。

ここからが地獄の始まりでした。今思えば絶対にあの生活には戻りたくないし、よく病まなかったなと思いますが、あれを乗り越えたからこそ陸上だけでなく、人生の色々なことに対する人間力が強くなったなとも思います。というのも、とにかく顧問が怖かったです。圧がすごいというか、全てを見透かされてるというか、、。でも別に悪い先生な訳ではなくて部員に対する超熱のこもった指導をたくさんいただきました。怖いけど根はいい先生みたいな感じでしょうか。ちょっと顧問について話すと説明が難しいのでカットします。そんな顧問のもとで、高一はキツい練習をこなすことと、きちんと自分で考えることをやりまくりました。おかげで高ニでは南関東大会に進むことができ、あの年の県総体は人生で1番幸せな瞬間だったかもしれません。しかし夏頃から部長になった圧×顧問からの圧×関東で勝たなければいけないという責任感からスーパーBAD期に入りました。記録も出ず、チームをまとめられているかわからない不安が積もりまくって陸上が嫌いになりました。インターハイに行きたい気持ちもインターハイに行かないといけないという圧に感じてしまい、インスタで流れてくる陸上のリールさえも本当に嫌になるくらい落ち込みまくっていました。でもこれを乗り越えればさらに自分は強くなれると考え、頭と身体をフル稼働させて冬季練習に臨みました。こういう考え方は高校で鍛えられたなと思います。そして3月には練習から自己ベ以上が出るくらいまで持っていくことができました。早くシーズンインして跳びたいと思っていた矢先、驚きの事件が起こりました。初戦のはずだった記録会前日の部活帰りに、自転車で車にはねられ頭を骨折しました。救急車に乗りながら明日の記録会は頭に包帯巻いて出るのかなと思っていましたが、結局そのまま3泊入院で無念のシーズンインならず。あれよあれよという間に総体になり、なんとか間に合わせたものの県総体で敗退。私の高校陸上こんなあっさり終わったんだ、応援してくれてる人たちに何もできなかったな、と2、3ヶ月くらい放心状態でした。しかしインターハイを見ながら、事故という不運も自分の生活態度の表れだし、この失態は自分が大学でさらに強くなるためにあるのかもしれないと思い、陸上を続けることを決意しました。それから大学に入るまではストレスフリーで幸せな陸上生活を送りました。(あれ、受験勉強は?と思う方がいるかもしれませんが、指定校でさらっと決まりました)。そして今に至ります。

今シーズンは6月の県選でPBは出たものの、目標だった関東新人の標準を突破することは出来ませんでした。今は少し迷走状態ではあるものの、短距離の練習に参加させてもらって、色々新しい動きをやっていく中で可動域が広がって、走りが少し変わり始めてるなと感じています。冬季を乗り越えた自分のパフォーマンスを楽しみに、頑張ろうと思います。そして、これからの目標は記録的には5m50を突破して関東新人に出場すること、全体的には、陸上が好きという気持ちを忘れず貪欲にやることです。本来の自分は実は弱気なことが多いですが、短距離の強い人たちに食らいついて、常に負けん気で練習したいです。やるべきことは全てやって後悔なく4年間走り切ろうと思います。

ここまでダラダラダラダラ長ったらしく書いてしまいましたが、読んでくださったみなさんありがとうございます!

次の部員日記はちかちんこと、短距離1年の遠藤千佳に回します。変な振りふっかけないでくれって言われたんですが、きっとこれは変な振りよろしくねということを遠回しに言いたいんだろうなと解釈しています。が、特に振りは思いつかなかったのでみなさん、猛獣と人間のハーフっぽいちかちんの部員日記にあつーーーーーいご期待を!

写真:左 近藤 右 短距離パート1年遠藤