2025/10/20 榊原聡真「2死満塁、初球を決死のサヨナラセーフティスクイズ」
こんにちは。短距離3年の小松幸暉より引き継ぎました、陸上競技部主将、短距離3年の榊原聡真です。写真は、トライライト・ゲームスの選手紹介です。千葉ロッテマリーンズの山本大斗選手のクルッをやりましたが、同期の宮川(短距離3年)に何のポーズかわかんなかったと言われていたらしいです。ニッチなところを攻めすぎました。来年の選手紹介のネタを絶賛大募集中です。しっかりと決勝へ進みます。

小松は、熱いハートの持ち主です。競技に対する熱意は部内随一で、自主練習も積極的に行っています。彼は、昨シーズンから思うような記録が出ない日々が長く、表情や言動からも苦悩が伝わってきました。精神的にも苦しかったと思いますが、決して逃げることなく、自分と向き合い続けていました。努力が実り始めて今夏に感覚を掴み、少しずつ記録が出始め、最近は非常に楽しそうな表情で競技に取り組んでいる姿が見えます。来年の関東インカレの枠争いを勝ち取り、ラストイヤーに江戸紫を纏って躍動する姿を見たいです。私も、彼に負けないように頑張ります。来年は一緒にキャリアハイで。
小松の心を動かされる熱い部員日記の後ということで、かなりハードルが高くなっています。小松のような文章を書く自信はありません。うまくまとまらないかもしれませんが、今の率直な思いを書かせていただきます。長くなりますが、お付き合いいただけると幸いです。
主将となり、早いもので5か月が経ちました。体育会の主将として自分は何をするべきなのか、自問自答を繰り返す日々です。早稲田大学、明治大学、筑波大学の部員日記や落合博満さん、吉井理人さんなどの著書や記事を読んで、その答えを模索し続けています。プロ、大学陸上のトップの世界で戦う人の考え方は、非常に洗礼されたものです。様々な考え方に共通することは、一流が集う世界で生き残るために自分が何をするべきかを考えて、それらを一つ一つ確実に実践していることだと思います。そういったことができているからこそ辿り着ける境地があり、その過程を言語化し整理できているからこそ他者へ語ることができるのだと思います。その言葉の裏には、私たちが想像できないようなレベルの覚悟や努力が確実に存在すると思います。
様々な考え方を学んできて、現時点での一つの結論に辿り着きました。先ほどの内容と重複しますが、今の自分のするべきことは、「生き残るために自分が何をするべきかを考えて、それらを一つ一つ確実に実践すること」であると思います。自分の意思で入部を決めて目標を設定し4年間戦う、主将という立場を全うするという選択をしている以上、それらに対する責任があります。自分の選択を正解にすること、自分の存在価値を証明していくことが求められます。主将というチームを引っ張り、常に他者から見られ評価される立場であるからこそ、日々の行動がより重要になります。当然、困難なこともあります。自分にとってのオアシスを手放さなければいけないときもあるでしょう。その中でも、犠牲をいとわずに着実にするべき努力を続けることが唯一の道であり、様々な責任の果たし方なのかもしれません。言うは易く行うは難しです。現に私は、非常に未熟な人間です。どのような評価を受けているのかもわかりません。主将としての任期はあと7か月。最後の答え合わせは関東インカレ後の代交代。何を部に残すことができるか。ここまで来たら、やるしかないです。走り抜けて見せます。千葉ロッテマリーンズの小川龍成選手のように、吉井監督の言う自主性・主体性を体現し、自分に出来ることを徹底して、ここ一番でも結果を残せる選手になって見せます。タイトルは回収しました。
真剣な話ばかりをしたので、少し趣味の話をしたいと思います。私は大の中日ドラゴンズファンです。日程の関係で頻繁に行くことができませんが、現地観戦も欠かしません。昨年の中日戦は、0勝4敗で何度も歓喜の東京音頭や熱き星たちよを聞きました。今シーズンはどうなるかと心配しましたが、4勝3敗で勝ち越しました。明治大学競走部短距離ブロック3年のARSW君も熱烈な中日ファンで、明立チュニドラ会を開催していますが、彼と行った日は通算0勝4敗です。お互い疫病神なのでしょうか。来年こそは外野席で二次会に参加したいですね。彼とは1年の明立戦で知り合い、翌年の春に気づいたら神宮球場に行っていました。陸上では競い合い、球場では共鳴しています。彼の中学時代の友人ともつながり、仲良くさせていただいています。不思議な縁ですが、本当に素晴らしい縁に恵まれたと思っています。400mの自己ベストは私が勝っていますが、直接対決では1勝2敗と私が負け越しています。お互い400mではチュニることが多いですが、2人で全カレ標準を突破して有終の美を飾りたいと思います。心を一つに、さあ今打ち砕け。お互い決めてくれないとチュニって終わるだけですが。落合政権最終年の大逆転優勝のようなインパクトのある活躍をお見せしましょう。
次は、フィールド3年の関歩睦に回します。木曜6限(18:55~20:35)の「社会思想史」というどんな人が取るのか個人的に気になっていた授業の履修者の1人です。(履修理由は知りません)。授業や単位に関しては抜けた部分が多いですが、陸上に関しては真剣な眼で取り組んでいます。公式戦の応援も、持ち前の声の大きさやノリの良さを生かして、先陣を切って盛り上げてくれます。ここ一番では、ハカを披露します。競技では、冬季で化けて、関東インカレ標準の7mを超えてほしいです。最近バイトを始めたようで、どうやら面白い話があるとかないとか。
長く拙い文章になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。今週の土曜日には、今シーズン最後の公式戦となる同立戦が開催されます。チーム一丸となって勝利を目指し、出せる力を存分に発揮してきます。立教大学陸上競技部への熱いご声援をお願いいたします。それでは、失礼いたします。