2025/8/29八村巧馬「獨協埼玉次男坊」

鴨野から引き継ぎました。競歩パート2年の八村巧馬です。

まず初めに紫聖会をはじめとするOB,OG,の皆様、いつも応援してくださる皆様に感謝申し上げます。私は8月初めに長女競歩の合宿に参加し、この部員日記が公開される時も長女競歩、中距離の合宿に参加しております。今現在、秋から冬にかけての大会で記録を出すためにとても良い状態で練習を続けられています。駅伝や短距離が目立ちがちな立教大学陸上部ですが、競歩も面白いじゃないかと思って頂けるように頑張ります。引き続きご支援、応援よろしくお願いいたします。

鴨野は高校の時、一つ下の後輩で初めてしっかり話した後輩かもしれません。当時、僕は400m、鴨野はハードルをやっていたので同じパートで切磋琢磨していたような気がします。彼を無理矢理400班に引き込もうとしたのもいい思い出です。今となっては彼は幅跳び、僕は競歩と違う種目でお互い頑張っています。不思議な縁ですね。

(後輩 鴨野)

部員日記を書くのはこれで3回目です。大体の部員の方々は一回、もしくは二回くらいだと思います。でも僕は三回目です。鴨野から部員日記の話が来た時、最初に思ったのは「もう書くことないよ、、、」という感想でした。

でも部員日記は書かなくちゃいけない。なんてったって回ってきちゃったから。

こうやってパソコンと向かいあって何をしようか考えていると、いかに自分が普段何も考えずに生きているかということを思い知らされますね。

今年の9月には東京で世界陸上が開催されますね。個人的に一番楽しみな種目は男子20km競歩、35km競歩です。

(東京世界陸上の代表選考会の日本選手権に出場しました)

20km競歩の日本代表は愛知製鋼の山西利和選手、丸尾知司選手、サンベルクスの吉川絢斗選手。35kmの代表は3名、旭化成所属の川野将虎選手、愛知製鋼所属の丸尾知司選手、自衛隊体育学校所属の勝木隼人選手が出場します。

去年のパリオリンピックの代表は日本競歩の世代交代かな、、、と思わせるような代表メンバーでしたが、世界陸上はベテランの意地を見せつけてくれました。その中でも吉川絢斗選手は若手の躍進を感じさせてくれました。やはり日本競歩の層の厚さを実感します。

なんといっても競歩は国際大会で行なわれる20km競歩、35km競歩はこれが最後になります。来年(2026年)以降は距離が変更され、ハーフマラソン競歩、フルマラソン競歩に変更となります。特に日本では、10月26日に行なわれる全日本競歩高畠大会でマラソン競歩、ハーフマラソン競歩が採用されるため、日本で見れる最後の20km、35kmになります。

個人的に、20kmはもちろんですけど、35kmは強い憧れがあり、立教陸上部に入っての一番の目標は35km競歩で活躍することでした。しかしその夢はもうかなわず、20kmは2回、35kmは一度も出場することなく、終わってしまいそうです。新たな挑戦となる一方で競歩の多くの先輩方が競ってきた種目で自分が戦うことができず、とても悲しい気持ちです。

この気持ちはたくさんの人たちにあるのではないでしょうか。特に今年大学1年になった選手は一度も20kmに出場することなく、ハーフマラソン競歩に出場するわけですから、まだ自分は恵まれている方です。

さて、国際大会で行なわれる20km、35km競歩で最後の栄冠を手にしたいと考えるのは誰よりも日本の選手なのではないでしょうか。自国開催ともなればなおさらでしょう。

ということで、この部員日記では、競歩種目の優勝予想をしていって、競歩の観戦の楽しみ方もお話ししていこうと思います!部員日記というよりも僕の趣味です。立教、獨協埼玉関係ありません。ですが、これを読んで少しでも競歩に関心を持って、楽しんで観戦していただけると、一競歩選手としてこの上ない幸せです。

世界陸上までもう一か月を切っているのに、まだスタートリストが確認できていないので、出場する、しないも予想になります。その点はご容赦ください。

先ずは9月13日開催の35km競歩は川野将虎選手、スウェーデンのペルセウス・カルストローム選手、カナダのエバン・ダンフィー選手当たりかなと思っています。前提として、日本競歩が推しなので(そうでなくても)優勝は川野選手だと思います。やはり世界記録をいち早く(2024年10月)に樹立し十分な練習の期間があったうえでの参加であり、何より彼は世界陸上の35km競歩で銀メダル、銅メダルを獲得しています。もう彼は金メダルしか残っていないのです。

カルストローム選手は正直、2位とっぴだと思っています。個人的に彼が優勝して喜びを爆発させてる姿をみたい!というのがありますが、彼の強みはやっぱりタフさだと思っています。8月中頃に10000mの試合に出場し、優勝しておりそこからの期間の短さ、20km競歩も控えているという点からも2位かなという予想です。20km、35km競歩でどっちも2位を取ってくるのではないかなと思っています。

ダンフィー選手はやはり元世界記録保持者であるというプライドや経験値の高さから2位?3位?もしかしたら1位?といった予想です。ダンフィー選手は今年で34歳でかなりのベテランです。20kmから50kmに転向し、距離変更により35km競歩に転向、パリオリンピックでは35kmもなく20kmに出場し、5位入賞。50km全ての種目に対応できる強さを持っている選手です。ですが、歳と世界記録樹立から世界陸上までの期間が短いため、そのくらいの順位になるのではないかと思っています。

個人的にはイタリア代表であり、現世界記録保持者のマッシモ・スタノ選手がとても好きで、優勝してほしかったのですが怪我により欠場ということで仕方なく除外しました。彼は今年の20kmの日本選手権で山西利和選手の応援で日本に来ており、僕は試合後、彼と山西利和選手にサインを頂きました。僕のシューズケースは今、両面に世界記録保持者のサインがあります!!自慢です!

あとは優勝候補ではないですけど、フランスのオーレリアン・キニオン選手は個人的に注目しています。彼は前回のブタペスト世界陸上の時に一人で飛び出し、30km位まで先頭を維持しましたが、結果は失格でした。しかし、あのタイミングで、あの集団から抜け出して先頭に立つ勇気は流石だなと感じました。そこでの経験を活かし、パリオリンピックでは池田向希選手の資格剝奪によって8位入賞を果たしています。パリオリンピックの試合の日には娘さんも生まれて、人生で最高の日と表しています。そんな人間らしい、フランス人らしい彼の歩きにも注目して欲しいです!

次に20km競歩は日本の山西利和選手、カルストローム選手、エクアドルのブライアン・ピンタード選手、ブラジルのカイオ・ボンフィム選手かなと思っています。

山西利和選手は言わずと知れた世界記録保持者であり、なんといっても世界陸上での20km競歩の無類の強さが際立つ選手です。2019年のドーハで初めて金メダルを取ってから、オレゴンでも金メダル、ブタペストでは振るわず、一時低迷しながらも2025年の日本選手権では世界記録を更新しました。なんといっても彼は競歩に対するスタイル、考え方が凄く独特で本当に強い選手です。彼はもう金メダルを取ってほしい。20km競歩の有終の美を飾れるのは彼しかいないと思っています。

カルストローム選手は35km競歩でも触れた通り、2位とっぴです。彼の国際大会で確実にメダルを取ってくる強さは世界陸上で確実に出てくると思います。

ピンタード選手はパリオリンピックの優勝者です。彼も目立たないけど確実にいい順位を取ってくる強さがある選手でその上でパリでメダルを取ってきました。本当にこの勢いのまま世界陸上でもメダルを取っていくのではないかなと予想していますが、やっぱり山西利和の20kmの強さの前でどうなるかな?といったところです。

ボンフィム選手は最近多くの試合に出場していて、メダルをガンガンかっさらっていってます。パリでもメダルを持っていき、それ以降の10㎞の大会でも活躍中で今、確実に勢いのある選手だと個人的に思っています。

35km、20kmで共通しているのは「今、日本競歩がアツい」ということです。ドーハで行われた世界陸上最後の50km競歩では日本の鈴木雄介選手が優勝されましたし、もう流れが日本にあるものだと思っています。もうあとはいかにこの流れのまま行けるかという勝負です。今から世界陸上が楽しみですね!

でもやっぱり、競歩って何を見ればいいかわからない、面白くない、そんなあなたに!競歩選手の僕が!競歩の試合観戦の楽しみ方をお教えしましょう!

競歩の初心者が競歩を楽しむ方法は!「審判ごっこ」です!

競歩をは足が地面に接地してから体の真下に来るまで膝を曲げてはいけないという、ベントニーというルールと、必ずどちらかの片足が地面についてなくてはならないというルールがあります。それを観戦しているみなさんがジャッジするんです。そうすると選手ごとのフォームの癖や好きなフォーム、実際の審判の判定と自分の判定を比較してみたりと、競歩に対する考え方や競歩にの奥深さというか、スピードと美しさのせめぎ合いを感じることができてとても楽しく観戦できると思います!ぜひ!試してみてください!

長くなりましたが最後に立教大学陸上競技部の大先輩である岡田久美子選手が女子20km競歩に出場されます。僕から言うのも凄くおこがましいですが、立教OGの応援よろしくお願いいたします。

 次の部員日記はフィールド3年の中崎先輩にお願いしました。お願いしたというよりは鴨野からのご指名でしたので僕に拒否権はありませんでした。中崎先輩は受験期に凄くお世話になりました。バイトしていない先輩に焼肉おごってもらったのもいい思い出です!この獨協埼玉リレーは中崎先輩が絶対に拒否すると思っていたのですがまさかのGOサインが出て書かざるを得なくなりました。それほど書きたいことがあったのでしょうか!?そんな中崎先輩の部員日記、どうぞお楽しみに~

(中崎先輩)