2024/10/14 横田大典「出会いを大切に」

1年 フィールドパート横田 (写真右から三番目)

はじめまして。短距離パート1年の成川純輝から部員日記を引き継ぎました、フィールドパート1年の横田大典です。初めて純輝と話したときは男子高出身ならではノリでおもしろい奴という印象でしたが、最近彼の普段とは違う一面に気づき始めました。彼と過ごしていると彼の陸上に対する考え方や、ベストを出した際も満足いくことなく悔しがる姿勢に同期ながら尊敬するばかりです。また彼は大学では十種競技に取り組むそうで跳ぶことしかできない私からはまぶしい存在です。そんな彼から部員日記を引き継げたことを大変うれしく思います。私は言語化が苦手で拙い文章になりますがぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

少し長くなりますが、私の陸上人生について語ろうと思います。私自身小さいころからサッカーやバドミントン、バイオリンに茶道などいろいろな習い事をしていました。しかしどの習い事も長くは続かず、中学入学後は運動部には入ろうと思っていたものの特にこれがしたいなどというものはありませんでした。けっきょく幼稚園のころから同じ学校に通っていた幼馴染の誘いがあり陸上部に入りました。私の陸上生活で大きな転機となった試合は中学2年の県新人です。なんとなくでた走り幅跳びで好記録を出し私が跳躍種目をするきっかけになりました。その調子で3年では全中に出るぞと思った矢先にコロナウイルスが流行し、県大会のリレーで優勝し全中の代替大会の出場資格は得たものの学校の方針で出場を辞退することとなってしまいました。このようにいい思い出がなく終わってしまった中学陸上だったため高校は陸上を続けようとは思えず、結局高校入学後はバドミントン部に入部しました。しかし半年ぐらいしてやっぱり陸上がしたいと思い幼馴染に相談したところ「もう一度大典と陸上がしたい」と言われてまた陸上を始めることにしました。高校では高2で北九州大会に出場したものの、幼馴染や陸上部の同期とのすれ違いが起き、楽しんで陸上をすることができないまま高2の陸上が過ぎていきました。さらに4大会連続の全ファをかましてしまい助走をするのが怖い、踏み切るのが怖いという一種のスランプに陥り、挙句の果てに顧問の先生に部活をやめたいと弱音をはいてしまうなど私の陸上人生1番のどん底でした。高校ラストシーズンを迎えるにつれ、このままでいいのだろうかと思い、もう一度陸上に対しての熱が吹き返しました。同期の同じ種目をしていたA君と走り幅跳び、三段跳びで絶対に二人で北九州大会に出ようと約束し日々練習に励みました。迎えた県総体1日目の走り幅跳び。私とA君はともに決勝に残ることができましたが、最終跳躍で7,8番になり二人とも北九州大会を逃してしまいました。悔しくて涙を流しましたが、まだ三段跳びがあると二人で励ましあいました。迎えた最終日、また二人で決勝に残ることができましたがA君は北九に残れるラインで私は7番と非常に厳しい状態でした。迎えた5本目の跳躍で私は逆転し二番になり二人で上位大会への切符をつかむことができました。また同期全員が北九州大会への切符をつかみ取り最高の県総体でした。私はこのときからインターハイ出場を目指すようになりました。北九でのランキングは10番と狙えない距離ではなく急ぎ足で練習を積みました。その結果跳躍選手としては致命的な踏切足のかかととアキレス腱にケガをしてしまい、強めの痛み止めを服用しながら北九州大会に出場しました。結果的に私もA君も予選落ちをしてしまい二人で泣きましたが県総体の涙と違いやりきったという涙でした。最高の同期たちとの高校陸上は非常に楽しかったです。
少し長くなりましたがここまでが私の高校までの陸上人生です。つらい時期もありましたが、今振り返ると最高の思い出だなと思います。このような中高時代を経て今の大学陸上に至ります。

ここからは私の大学陸上での抱負を綴りたいと思います。私自身大学で陸上競技を続けるつもりはまったくありませんでした。入学後は某学園祭サークルに入りましたが、充実している感じがなく何か物足りない気がしていました。陸上競技に戻ったきっかけとして私はスペイン語を取っていますがそこで同期の前嶋大希と出会い立教大学陸上部について話を聞くうえでここで陸上をしたいと思いました。もしスペイン語を履修せずに大希と出会ってなかったら私は陸上は陸上を続けていなかったかもしれません。高校で陸上を再開したことと同様にこのような些細な出会いは大切なんだなと思いました。これからの4年間もいろいろなことがあると思いますが出会いを大切にし競技力ももちろん人間力も鍛えたいと思います。競技面の目標としては来年の関カレと関東新人の標準を幅跳び、三段跳びで切り、少しでも陸上部に貢献したいと思っています。しかし今のままではこの目標は到底達成できません。あまりここでいうことではないかもしれませんが、練習量が高校までより明らかに落ちてしまい、明らかに体が重くキレもないことを自覚しています。私は大学の初戦が同立戦ですぐにシーズンオフしてしまいますが、冬季を迎えるにあたって自分の練習内容や考え方を見直さないと自己ベストも出せないまま終わってしまいそうな気がします。来年選手として試合にでるためにも自分を律して冬季の練習に励みたいと思います。

長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。次の部員日記はフィールドパート2年の関歩睦さんにお願いしようと思います。あゆむさんの第一印象は優しいという印象でしたが、最近あゆむさんの面白さに気づきました。そんなあゆむさんは部員日記をお願いした際に快く引き受けてくださり、おもしろい部員日記を書いてくれるそうなので楽しみにしていてください!!

あゆむさん!一緒に関カレの標準切りましょう!