2024/9/27 松山響「一兎を追って一兎を得る」

こんにちは。中距離2年の松山響です。自分は部活内で特に目立つ方ではないので、このまま自分の番が回って来ずに終わるのではないかと思っていましたが、高校からの同期である三笠から襷がわたってきてしまいました。三笠は高校ではもちろん圧倒的エースとして大会などで活躍していました。普段の練習から誰よりも限界まで追い込んでいるのが特徴で、精神力は誰にも負けないのではないかと思っています。僕はそんな彼の陸上に対する情熱に、いつも大きな刺激をもらっています。自分は普段、こういったエッセイ?日記?のように長い文章を書く機会というのはなかなか無いので、どこか文脈や表現がおかしい部分があるかもしれませんが、大目に見ていただけると助かります…!

最初に簡単に自己紹介だけさせていただきます。

名前:松山響(まつやまひびき)

生まれ・出身・高校: 2005年1月12日・東京都立川市・立教新座高校

学部:経済学部経済政策学科

種目:1500m

好きな音楽:King Gnu, くるり, 米津玄師,  Zedd, 大石昌良, スピッツ

好きなゲーム・アニメ:VALORANT, クラロワ, キングダム, ジョジョ, 日常

好きなものは上げだしたらキリがないので特にお気に入りのものをまとめてみました。男子校のオタク文化に完全に染まってしまっており、なかなか大学で趣味の合う人が少ないので何か知っているものがあれば話題の種にでもしてくれると喜びます。このように趣味は音楽・アニメ鑑賞やゲームが主で、他に小さいころから習っているピアノや絵を描くことも好きです。この部員日記は、あまり関わりのない部員のことを知るいい機会にもなるので毎回楽しみに読ませてもらっています。個人的には海地さんの「進撃の巨人を哲学書として読む」が非常に気になるので今度お話聞かせてください。

さて、ここからは陸上の話をしようと思ったのですが、他部員の濃すぎる陸上エピソードに比べ、自分の内容がスカスカすぎて何を書けばいいのか頭を悩ませている最中です。まず自分の陸上に対する思いを書こうと思います。自分語りのようになってしまいますが、お許しください。自分のスポーツ経験としては、小学生のころはサッカーをしており、中学校に進学した後はテニス部に所属していました。しかしどれも大きな芽が出ることなく引退し、陸上は高校に入ってから始めました。いまも同じく中距離パートで切磋拓磨している仲間である山崎佑真に誘われ、最初は乗り気ではなかったものの、走ることは多少得意だったので心を入れ替えて新たに陸上を始めてみることにしました。しかし、コロナウイルスの蔓延によって入部してわずか2か月ほどでオンライン授業に切り替わり、部活も集合はできず各自家の周りで練習という状態になってしまいました。当時完全にモチベーションを失った自分は、陸上の本当の楽しさを知ることなくサボり癖がついてしまい、大した目標も立てず小学、中学のスポーツと同じようにだらだらと言われたメニューをこなしたり、こなさなかったりしている毎日でした。

そんなこんなで2年が経ち、結局毎年秋にある県駅伝のメンバーには一度も選ばれず、公式戦は走れても地区予選落ちと、本当に自分は何をしているんだという気持ちでいっぱいでした。原因としては、1年の終わりから急に他大学の受験を目指しだしたり、そのほかの趣味に時間を多く割いてしまったりと、やりたいことを絞れていなかったからだと思っています。いろいろなことをいっぺんにやろうとして、全て上手くいかないといった具合で、つまり「二兎追うものは一兎も得ず」ということです。タイトルにある「一兎を追って一兎を得る」という言葉は、単に自分の好きな漫画の付録についてきたポストカードに書かれていたものでしたが、その時の自分に大きく刺さるものがあり、今では座右の銘となりました。

そこから、高校最後の年だけはこんな自分を変えたいと強く思い、それまでとは打って変わって陸上一本にかけて全力で取り組みました。それまで意識していなかった足のケアや補強を見直し、シューズやサプリなどのアイテムも親に頼んでお金をかけるようになりました。加えて、部活に対する態度も改め、恵まれたチームメイトとのコミュニケーションを大事にし、まさに心機一転という言葉そのものでした。幸い変化はすぐに訪れ、記録も伸び、夏の埼玉国体少年の部の地区大会では初めて決勝に進むことができ、秋には5000mの好記録から県駅伝では初めてメンバーに入ることができました。しかし、何よりの思い出は、高校の1500mでは最後と決まっていた大会で、自己ベストで3位になり賞状をもらったことです。市の主催の小さな大会でしたが、僕にとっては、今まで陸上においてなにも残せていなかった自分に少し自信を与えてくれた大きな大会でした。

写真右

長々と失礼しました。高校最後の年は、一つのことに集中して取り組むことの大切さを学んだ一年でした。まだ陸上という一兎を得るにはほど遠いので、大学でも陸上競技を続ける選択をしました。大学では、競技レベルの高すぎるメンバーがごろごろと存在し、当初は驚きを隠せませんでしたが、何とか背中を追いかけながら共に高みを目指したいと思っています。また、個性豊かで素晴らしいチームメイトとともに一丸になって頑張っていくつもりなので、これからもよろしくお願いします!

さて、次の部員日記は中距離パート1年の塚原潤に託しました。彼は三笠と同じクラブチームに所属していたらしく、そこでの話も興味深いですが、高校時代には800m1分59秒を出していることもありしっかり実力もあります。彼は普段からふわふわした感じの雰囲気ですが、話をしているとどこか少しネジが外れてそうな一面を垣間見ることがあるので、ぜひこの部員日記で秘めたる思いを爆発させてほしいところです。

長くなってしまいましたが、これで終わりにしようと思います。最後に、今日から関東新人大会がはじまりますので、出場する選手たちは良い結果を出せるように全力で応援しています。読んでいただきありがとうございました。

以上です。失礼します。