2024/9/6山崎海地「激アツファンタスティックエブリデイ」
まずはじめに紫聖会の皆様方へ、日頃より度重なるご支援賜りまして誠にありがとうございます。私は毎週2回更新される部員日記を非常に楽しみにしております。これからの立教大学体育会陸上競技部を担っていく選手達を少しでも知っていただく手立てだと聞いているので、最初で最後の部員日記を全力で綴らせていただきます。
部員日記きました⤴
失礼しました。中距離4年の山崎海地です。あの清宮英斗からバトンを受け取りました。「セイミヤ」って読むんですね。僕も最近知りました。彼は第103代エリート主務としてチームビルディングを完遂し、元パートチーフの私にとって非常に心強い存在であり、まさに「みんなの清宮英斗」といった印象でした。今更ですが感謝してもしきれません。本当にありがとう。幹部ミーティングや公式戦ではエリートのすがたを見せていましたが、同期男子の前ではジュニアのすがたを見せるのでギャップ萌え必至であり、彼のそんな二面性が私は大好きです。ご存知の通り、彼は体育教師になる予定だと思いますが、人に好かれる才能においては群を抜いているので、清宮英斗ならどこに行っても大丈夫だと信じています!
自己紹介
最初に、よく突っ込まれるのは名前についてですが、海地で「ガイア」と読みます。うわ、キラキラネームやん…夜明け?ウルトラマン?パチンコ?しかし、由来はイギリスの科学者が提唱した「ガイア理論」であり、両親がその考え方に感動したらしく名付けてくれました。両親がサーフィンをやっているのですが、海ありきかと思いきや由来が割とちゃんとしていたので気に入っています。
そんな私は文学部文学科文芸・思想専修に所属しているので、私小説などの創作にチャレンジしたことがあり、文章を書くことは好きで楽しめる人間です。キャンパスではあまり遭遇しない文芸・思想人には学生短歌賞を獲ったりする人がいたりと逸材ばかりですが、私は主にマンガ・アニメについての講義に興味があり、予備卒論は「進撃の巨人を哲学書として読む」というテーマで執筆しました。
また、部員日記で4年生がしゃしゃるのはなんか違うと思ったので、既に書き終えた他の3人の文量に合わせようと考えていました。がしかし、この時点でもうだらっだら書いており、保険かける奴はビビりなので素直に諦め、文芸・思想っぽく気の済むまで自己表現をさせていただきます!めちゃくちゃ長くなると思いますが、宜しければ最後までお付き合いください。
✌️👀✌️年 10月16日生まれ 埼玉県上尾市在住
好きな作品:ドラクエ、進撃の巨人、ジョジョ、ポケモン、モンハン、バイオ、ONE PIECE、チェンソーマン、イナズマイレブン
好きな音楽:My Hair is Bad、藤井風、尾崎豊、RADWIMPS、フジファブリック、King Gnu、ASIAN KUNG-FU GENERATION
好きなYouTuber:しゅうゲームズ、よしなま、東海オンエア、スーツ、いだちゃんねる
このように、選べないほど好きなものが沢山あります。部内では進撃の巨人オタクニキになっているかと思いますが、他の作品もちゃんと語れるので”わかってるひと”がいたら是非語り合いましょう!
ちなみに「激アツファンタスティックエブリデイ(しゅうゲームズ)」「きました⤴(レイクレ)」「保険入るやつビビり(いだちゃんねる)」です。
特にMy Hair is Badは唯一ライブに行ったことがあり、思い入れの強いアーティストです。有名な曲の多くはチャラいイメージがあると思いますが、「シャトルに乗って」の歌詞のように椎木知仁の書く詩は優しさで包んでくれるようなものがあります。歌詞でアーティストを選ぶタイプなので中学時代から尾崎豊などを聴いています。
最近の楽しみはスケボーをすること、池キャンの体育館でバスケをすること、こばふうのNetflixで「コードギアス」を見ることです。
陸上競技について
昨年の秋にやっとPBを更新し関東インカレB標準を突破できましたが、今年の選考では歴代最強の立教ミドルというのもあり、立派な後輩たちに圧倒的な差を見せつけられ、念願の出場は叶いませんでした。果たして何故、私はクソザコブロッコリー先輩(イナズマイレブンGO三国太一参照)になってしまったのか、綴りながら探求していきたいと思います。ーフェンス・オブ・ガイアー
中学時代の私は日本一努力していたという自負があります。2015年8月21日、あの時の鳥肌を今でも鮮明に覚えています。家のテレビで初めて全中を見ていました。隣町の川越市の選手が1500mでカッコ良すぎるラストスパートで優勝し、衝撃を受けました。その後、青学駅伝部のキャプテンも務めた彼は私の一生の憧れです。その日から私は全中優勝を目指すようになりました。毎日22時就寝、A4一枚の練習日誌、風呂後と寝る前の1時間ストレッチ、体の左右差を無くすため二日に一回やってくる逆手逆足しか使えない左day、フリージョグで暴走、友人からの遊びも断り、甘いものも一切口にしない。のように思いつくことは何もかも実行し、陸上競技のことを365日24時間考えていました。いわゆる脳筋ですね。そのおかげか、怪我は一切したことが無かったですし、PBもどんどん更新できました。しかし、最後の通信で全国大会出場を決めた時点で満足してしまった自分がいました。夏休みは塾の勉強合宿に行ったりと陸上競技に集中できず、準備不足のまま乗り込んだ熊本では惨敗を喫し、その瞬間に自分の中で何かが崩れ落ちてしまいました。自分なりに死ぬほど努力しても全国大会優勝は成し得なかった。自分にはどう頑張っても無理なものだ。諦めざるを得ない。と心のどこかで思ってしまっていました。
高校では目標を人前で口に出してみるも行動が追いつかず、怪我ばかりを繰り返し記録も伸びませんでした。高校ラストシーズン直前、怪我をしていたのでインターハイを目指すには絶望的な状況でした。インターハイなんて無くなってしまえばいい、全部無かったことにしたい。と思っていたら本当にインターハイ路線はなくなってしまいました。周りの部員達は計り知れない遣る瀬無さを抱えていたと思いますが、自分にとってこれは神様が与えてくれた救済だとポジティブに受け取ることができました。そうして陸上競技に対して絶望し切ることなく、怪我も治ったので駅伝シーズンまで続けて引退しようと思えたのでした。しかし、自己ベストも1’58″のまま高校3年生を迎えた自分に情けなさを感じており、高校で陸上競技を引退しようと考えていました。しかしトラックシーズン終盤、1’55″の自己ベストを出すことができ、そこで陸上競技者としての自分をまだ信じてみようと思うことができたのでした。大学で陸上競技を続けようと思ったきっかけの半分は期待で、もう半分は陸上競技を辞めた自分はダメ人間になるだろうからという惰性でした。
立教大学体育会陸上競技部に所属し、酸いも甘いも経験させていただきましたが、指導者が不在という環境下で陸上競技に対して意欲的に向かう姿勢、陸上競技を純粋に楽しむ多くの部員の姿を見て、私は何度も頑張ろうと思えました。何かに熱中する姿というのはこの上なくカッコイイです。陸上競技部の皆さんはめちゃくちゃカッコイイと思います。誰かに強制されず、どうしてこんなに頑張れるんだろう、全国大会優勝を目標にしていたかつての自分のように陸上競技を楽しみ、熱中している、努力し続けている。自分にはもう取り戻せないものを皆さんは持ち続け、輝いている。私にとっては眩しくて目も当てられないほど輝きを放つさらば青春の光です。そのことに気づくのが遅かったのが自分の運のツキでした。陸上競技なんか頑張ったって将来何の役にも立たない、意味もないと冷め切った心を持った自分がいましたが、それが本当に嫌でした。何度も部活を辞めようと考えました。しかし、それは絶対に違います。学生の陸上競技は今しかできないんです。この若さに満ち溢れた時間と労力を陸上競技に費やせるのは今しかないんです。今後先の将来、どう足掻いても取り返せない大切な瞬間が、まさに今なんです。同期には休学をして陸上競技を続ける選択をした者もいますが、立派な決断でありこれからも全力で応援したいと思っています。遠い将来だけに夢見る価値ナシだと最近つくづく思います。今いる環境で最大限の努力をし、自己研鑽し続けることは難しいですが、最上級に尊いものだと私は思っています。
4年生だから伝えられること
ヒデからもあったように「行動力がある」というのも周りから言われることが多いですが、「今を全力で生きている」というのが自分の感覚です。哲学でいう「刹那主義」というものですが、今この瞬間を楽しむこと、それが最も重要であるという考え方です。私は附属高校を経て立教大学に入学し、両親が敷いてくれたレールを歩んできましたが、こんな人生は一見恵まれていながらも、自分で指針を定めなければ無意味でつまらないものになってしまいます。
最近は時間に余裕ができたので定期的に旅行をしていますが、飛行機みたいな人生がベストだと思うようになりました。飛行機に乗りながら今この文章を書いていますが、離陸してからある程度決まった空路を辿って目的地に向かう。しかし強風や嵐など天候によって空路や到着時間が左右されることが多々あるので、途中でプランを変更して行ったことのない空港に着陸し、そこで思いがけない出会いがあったり、しっかり休憩して再出発の計画を練ったり、とにかく空には自由と挑戦が広がっていると思います。
福沢諭吉「学問のすゝめ」にあるように「進まざる者は必ず退き、退かざるものは必ず進む。」まさにその通りだと思います。大学生活を3年半過ごしてきて1番刺さった言葉でした。どこかのメンズコーチが言っていたように、「現状維持は最大のミス」ですね。例えば、車のような大きな自由が与えられれば私はきっと居心地良い場所で永遠に車中泊してしまい、目的地に辿り着けないと思います。覚悟を決め、思い切って大空に飛んで、好きなように指針を定め舵を切り、方位磁針を失くさないよう十分に気をつけて、目的地に向かう。そんな人生をこれから歩んでいきたいと思います。私は高校時代に執筆した卒論のテーマである「オーバーツーリズムの解決」を目指して旅行業界に飛び立つ予定です。ボラーレ・ヴィーア
さて、次回の部員日記は中距離1年の西岡拓海に託しました。いや、布川隼帆じゃねぇーのかよ!とか言われそうですが、4年生が続いているし文芸・思想の連続コンボは重すぎると思いました。ごめんね隼帆。拓海とは誕生日が同じでいだちゃんねるやレイクレ語録が好きだったり、ネットミームが大好物だったりと共通点が多く、やっぱビビッときました⤴先月の中距離合宿では2人で「きました⤴」を流行らせたので達成感が半端なかったです。間違いなくこれからの中距離パートの中心的存在になり得る逸材です。彼の「タバコくださいおじさん」と「うまそう?おい笑える」は天下一品なのでモノマネをぜひお願いしてみてください。なので部員の皆さんにも彼の底知れない魅力をどんどん知ってもらいたいですね。そして、陸上競技初心者である彼のパワーは私にとって良い刺激となり日々モチベーションに繋がっています。切磋赤澤拓磨し合って同立戦では一緒にPB更新を狙っていきたいです!
最後に、私は立教大学体育会陸上競技部に所属できたことを誇りに思っています。中距離パートを筆頭に、自由で開かれたインド太平洋のような雰囲気は弊部の大切な持ち味であり、これからも続いて欲しいと心から願っています。そして、かけがえのない仲間達にも出会えました。特に同期のみんな、中距離パートのみんなと過ごした日々はまさに「激アツファンタスティックエブリデイ」でした。引退まであと少しだけ、引き続きよろしくお願いします!
長ったるくて何言ってるかわからない文章だったと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。スピードワゴンはクールに去るぜ。アリーヴェデルチ!