2025/7/2 全カレ特別編⑦~三笠雄大~

こんにちは。広報2年の八村です。

本日も全カレ出場者の部員日記を投稿します。今回からは男子800mに出場した中距離パート3年の三笠雄大です。レベルの高い立教ミドルの若きエースです。彼の全カレにかけてきた想い、そして来年の全カレへの強い決意をご覧ください!

三笠雄大  「1年あれば人は化ける」

腰番号9 三笠雄大(中距離パート3年)

お疲れ様です。中距離ブロック3年の三笠雄大です。今回は先日行われました第94回日本学生陸上競技対校選手権大会に出場して私が思ったことなどを語らせていただきます。まずは、私がこの大会に出場できたということが割と奇跡的な事象であるということを皆さんに知っていただきたいです笑。私の資格記録は1分50秒67でこの大会のB標準である1分51秒50はクリアしています。しかし、A標準である1分50秒30には届かず、正直ほかの大学では出場が危ぶまれるようなレベルです。しかし、強い先輩方が二人ともA標準を切ってくださったおかげで私はこの大会にB標準ながらも出場することが出来ました。また、先輩と私の記録はエントリー締め切り最後のチャンスの記録会で出た記録なので本当にギリギリで得た全国大会への出場権でした。

この大会の800mにおいて一つの大学からマックスである3人が出場した大学は立教を含めて4つしかありません。立教のミドルが全国レベルであることを全国にアピールすることができて素直に嬉しかったです。しかし、全国で勝負できるレベルではないことを思い知らされました。結果は組8着の1分53秒02と全く勝負ができずに終わってしまいました。改めて陸上競技において勝つことの難しさを痛感しました。レース後は自分と他の選手とでの圧倒的な差に絶望し、悔しいとさえ思うことができずにただただ喪失感に襲われていましたが、やっぱり時間が経つと悔しさが込み上げてきて来年は勝負したいという気持ちが芽生えてきました。

そこで、この部員日記のタイトルです。「1年あれば人は化ける」。私が来年この舞台で勝負するためには今のままでは絶対に無理です。しかし、あと1年間あります。この言葉を自分に言い聞かせているのもありますが、皆さんにも伝えたかったのでこのタイトルにしました。

私は陸上競技を小6で始め、中1で800mを始めました。今年で800m9年目になりますが、自己ベストを更新できなかった年はありません。全ての自己ベストで全力を出してこれ以上どうやって伸ばすんだと思って出してきた自己ベストです。それを毎年更新してきました。そうやって少しずつ上によじ登って、見える世界を変えてきました。1年前は行こうとも思えなかった全国大会に1年後出ている。このように1年後では思ってもいないようなことが起きます。私のこれまでの成長率は決して「化ける」と言えるほど大きな変化をもたらすことができた年は少ないかもしれません。しかし、数秒先の結果でさえ見えないのが陸上競技です。1年先の結果なんて絶対に見えるわけがありません。もしかしたら次の記録会で化けるかもしれませんし、結局最後まで化けないで終わってしまうかもしれません。そこも陸上競技の面白さであり、ワクワクするところだと思います。希望を捨てないで一緒に頑張りましょう!

また、私はこの大会に出ることが決まってから、収穫を得ることが目標と再三言ってきました。全国レベルの選手たちと一緒に走りボコボコにされて私が得たものは全国のレベルは高いという知識と経験です。誰でも分かるだろと思われるかもしれませんが、自分が実際に走ることで感じる、タイム以上の差やスタンドから見てわかる動きや考え方の違いなど、自分とのレベルの違いが嫌という程分かりました。まとめると、私が全カレで得た収穫は、全国のレベルで勝負している人たちへの憧れやこのままではダメだという危機感です。岡山まで行ってそれかよと思われるかもしれませんが、この感情は全国大会という舞台に立たなければ絶対に得られなかったと思います。あと1年でしっかりと化けて全国で勝負することを目指してこれからも頑張っていきたいと思います。

上段左から2番目三笠雄大(中距離パート3年)

長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

以上です。失礼します。