2025/5/23齋藤響「大切な仲間と」

はじめまして!短距離一年渡井琥鉄くんから引き継ぎました、短距離一年の齋藤響です。

まず初めに、福田監督やマネージャーさんをはじめ、立教大学陸上競技部の活動を支えて下さる全ての皆様へ。日頃より温かいご支援やご声援、本当にありがとうございます。今後より一層精進してまいりますので、引き続き応援よろしくお願いします!

琥鉄くんとは三月末から一緒に練習させてもらっていて、今では競技でのアドバイスをもらったり、プライベートな話もしたりする仲です。(笑)とても身長が高くて、一見怖そうに見えますが、話すととても優しくユーモアに溢れ、練習になると表情をガラッと変えて真剣に取り組む姿はとてもかっこよく、競技者としてとても尊敬しています!

予想以上に早く自分に日記が回ってきてしまって焦っていますが、

①簡単な自己紹介

②今までの陸上人生について

③今後の目標

について書かせて頂こうと思います!

長く拙い文章になってしまいますが最後まで読んで頂けると嬉しいです。

(写真中央 短距離パート1年齋藤)

①自己紹介

齋藤 響(さいとう ひびき)といいます。画数が多いので名前書くので精一杯です!コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科に所属しています。出身は"東京都"町田市です!町田市を神奈川県と勘違いする方がたまにいらっしゃるのですが、しっかり東京都です!!出身高校は東京都立日野台高等学校です。公立高校ですが陸上競技部はかなり本格的に活動しています。先日自慢の後輩が400mで南関東大会に進出しました!!!目指せインターハイ!!がんばれー!!自己ベストは100mは10.83、200mは21.78です。

②今までの陸上人生について

 僕が陸上競技に出会ったのは中学生になる前の小学六年生の時でした。元々走ることが好きだった僕は、毎年地域の子どもマラソン大会に出場していました。最後の六年生の大会で初めて3位になってメダルをかけてもらった時に、もっと速くなりたいと思うようになり、これをきっかけに中学生から陸上競技を本格的に始めました。

 長距離をしようと思って入った中学校の陸上部で、短距離に運命を感じてしまい、短距離を始めることになりました。しかし現実は残酷で、女子を含めても最初は部内で下から数えた方が早いほど足が遅い人間でした。大会のメンバーにも入ることができず、すごく悔しい思いをしたことを鮮明に覚えています。しかし、コロナ禍の自粛期間中に、いわゆるコソ練というものを覚え、坂ダッシュを一人で目が回るほどしていました。その結果、中二、中三では走れば毎回自己ベストが出るような選手へと進化し、中三最後の都大会では200mで入賞し、気が付けば陸上競技の虜になっていました。

 高校では、自分で考えて試行錯誤できる環境の日野台高校に進学しました。最初は先輩方におんぶに抱っこで、自分だけでは何もできなかったのですが、二年生になるタイミングで新しい顧問の先生に出会うと、凡事徹底を嫌なほど叩き込まれ、先生の顔を見るのが嫌になって部活を続けることが辛く感じる時期もありましたが、この先生との出会いをきっかけに記録は一気に伸び、二年生六月に初めての100m10秒台、九月の新人戦では100m、200mでは惜しくも関東には進めず都入賞と、悔しさを味わいつつも少しずつ前進しました。残された最後の総体で南関東、インターハイまで行ってやろう!と心に誓い、顧問の先生や後輩と意気投合し、冬季練習を乗り越え、迎えた2024シーズン。100mでも200mでも順調に自己ベストを更新し、順調なシーズンインでした。緊張の都大会。同期が他の種目で南関東大会を決める中、自分は100mでは0.01秒に泣かされ、まさかの予選落ち。気持ちを改め、翌週の200m予選では余力を残して全体4位で通過。調子がいいと自覚して臨んだ次の日の準決勝。

あの約20秒間に六年間の競技人生の全てを懸けました。

しかし、スクリーンに映った自分の名前は4着の表示。+で決勝に進む2名がスクリーンに映し出されましたが、そこには自分の名前はありませんでした。

その瞬間、自責の念に駆られ、自分に失望しました。やっぱ自分は何をしてもうまくいかない。陸上競技なんて辞めてしまいたい。そう強く思っていました。しかし、心の折れた僕を救ってくれたのが、仲間の存在でした。同期や後輩が目標に向かって頑張る姿を見て、自分もこんなところで折れてはいられない。そう思えるようになり、もう一度挑戦することを決意しました。高校では大きな失敗を経験しましたが、多くの仲間と先生に恵まれ、誰よりも色濃い高校三年間を過ごしたのではないか思います。大学での新しい仲間とも、今まで以上に切磋琢磨し合って最高の時間を過ごせたらいいなと思っています!

 僕が夢見ていることは、自分の走りで人に感動を与えられるようになることです。スポーツは莫大な時間やお金を必要として、たくさんの支援を必要とするにもかかわらず、それに見合った対価は支援をしてくれる方々に還元されるわけではありません。ならスポーツなんてやる意味ないじゃん。なんて思う人もいるかもしれませんが、自分はこれまで先輩や後輩、同期の頑張っている姿から心を動かされて、パワーをもらうことでモチベーションを維持して競技を続けてくることができました。だからこそ、自分が競技を続ける限り、家族や友人、お世話になった中学や高校の先生など、活動を支えてくださる人の心を動かしたり、勇気付けたりと、そういった形で還元することができるような競技者になれるように努力を怠らず頑張ります!

③今後の目標

 ここまで自分の陸上人生を振り返ってきましたが、今後の目標について書かせていただきます。

大学四年間での目標は、200mで全日本インカレ出場です。まだ個人種目で関東大会すら出たことない自分にとっては想像もつかない未知の領域ですが、自分の手で全国大会への切符を掴むことができるように頑張ります!

(一列目左から3番目競歩パート1年山田、二列目右から4番目齋藤)

今年の目標は、200m、400mで関東インカレA標準突破です!先日200mでは21.78の自己ベストを出したのですが、惜しくも0.03秒A標準に届かず悔しい思いをしたので、この記録は必ず更新して来年の関東ICに繋げていきたいと思っています!

ここまで長く拙い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!次の部員日記は、長距離・競歩パートの一年山田凜依奈にバトンタッチです!彼女は大学一年目にもかかわらずPBを更新し全カレ標準を切っているとてもすごい選手で、いつも元気で明るく、関カレ前にメンタルが不安定だった時に話を聞いてくれたり、大会の度に応援してくれたり、とても頼もしい存在です!そんな彼女が次回どんな日記を書くか楽しみです!