2025/5/12 宮田愛結「過去を超える
」

はじめまして!
跳躍パート1年の青木萌佳さんから引き継ぎました、短距離パート1年の宮田愛結です。
もえかちゃんとは、大学の入試形式が同じだったこともあり、大学で初めてできた友達です。いつも笑顔で優しくて、可愛らしい一面がある一方で、競技に対する姿勢はとても真剣で、ストイックさや熱意にいつも刺激をもらっています。心から尊敬できる仲間のひとりです!
また一緒に美味しいもの食べに行こうね!
では、簡単に自己紹介します⬇︎
・名前 宮田愛結 (みやたあゆ)
・学部 観光学部交流文化学科
・出身 愛知県名古屋市
・出身高校 中京大学附属中京高校
・種目 100m(11.96) 200m(24.91)
まず初めに、監督をはじめ、陸上競技部を支えてくださっているすべての皆様へ。
日頃からの温かい応援とご支援、本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
こんなに早く回ってくるとは思っていなかったので何を書けばいいのか迷いましたが、せっかくの機会なので、陸上を始めたきっかけと私の高校時代を振り返ってみようと思います。
陸上との出会いは、小学5年生のとき。地元のバレーボールクラブの練習中にジョグをしていたところ、父から「他の子と走り方が違う」と言われ、隣の市の陸上クラブに入ることになりました。
その練習の中で一度だけ、「走っているのに浮いているような感覚」を味わい、そこで初めて陸上の楽しさを実感したのを覚えています。
小・中学校には陸上部がなかったため、週2回のクラブ練習に加え、毎日坂道での自主練を行うなど、家族の協力を得ながら自分でトレーニングを積んできました。
そして中学3年生のとき、ご縁があり、ずっと憧れていた黒金のユニフォームを着る中京大中京高校に入学することができました。
私は高校時代、スポーツクラスに所属していました。卒業生には、フィギュアスケーターの浅田真央さんや宇野昌磨さん、中日ドラゴンズの高橋宏斗さんなど、世界を舞台に活躍されている方が多くいらっしゃいます。
私の代のスポーツクラスにも、陸上部の日本一をはじめ、2024年パリオリンピックに水泳で入賞した選手や、世界大会で入賞したプロのスノーボーダー、甲子園に出場した硬式野球部、水泳部の日本新記録&日本一など、各競技で全国優勝・入賞・出場・高校日本新記録を達成した仲間たちがそろっていました。
そんな仲間と3年間を共にし、互いに切磋琢磨できたことは、私にとってかけがえのない経験です。この環境で文武両道に励むことができたことを、とても誇りに思っています。
入学当初は、「日本一を目指す」という目標を実感できていませんでした。
しかし、陸上部には全国優勝や入賞を果たす選手が多く在籍しており、彼らの存在は私にとって大きな刺激となりました。
そのような環境の中で過ごすうちに、次第に私自身も「本気で日本一を取りたい」と強く思うようになりました。
しかし高校3年の4月、高校最後の総体前の体育の授業中に右肩を脱臼し、救急車で搬送されました。検査の結果、左肩も剥離骨折と脱臼をしていたことがわかり、思うように腕を振ることができず、思うように練習も積めませんでした。
そんな中迎えた福岡インターハイ。入学当初から目標にしてきた大会でしたが、私は4×100mリレーで準決勝まで出場したものの、決勝は走れず、チームが日本一に輝く姿を外から見届けることになりました。
仲間が日本一を掴んでくれたことは本当に本当に嬉しかった!!!反面、「悔しい」という言葉では言い表せないほどの気持ちがこみ上げたのを、今でも鮮明に覚えています。
そんな私の背中を押してくれたのは、準決勝のあと、顧問の先生がかけてくださった言葉でした。
「いい走りだった。今まで何度も走ってくれたおかげで、ここまで来れた。ありがとうな。」
その一言で、自分の努力は無駄じゃなかったっと初めて心から思えた瞬間でした。そしてそのとき、心の中に自然と湧いてきたのが、「大学でも陸上を続けたい。もっと強くなりたい」という気持ちでした。
どんなに悔しい結果でも、その経験があるからこそ、今の自分があると思います。あのときの悔しさと強くなりたい気持ちをバネに、これからも前を向いて走り続けていきたいと思います。

ここまで陸上を続けてこられたのは、何よりも周りの方々の支えがあったからです。
どんなに小さな大会でも、遠くても、毎回応援に来てくれる両親。
試合前にはお守りを作ってくれる姉、一緒に走ったり、練習に付き合ってくれた兄。
どんな時でも話を聞いて励ましてくれた地元の友人たち。高校でともに練習に励み、支え合った陸上部の仲間たち。そしてたくさん支えてくれて寄り添ってくれた先生方。
周囲の支えがあったからこそ、私はここまで頑張ることができました。
本当にありがとうございます‼︎
これからは立教大学で陸上を続けながら、新たな目標に向かって挑戦していきます。
今の目標は、100mで自己ベストの11.96秒を更新すること、そして4×100mリレーで立教記録を塗り替えて、全カレに出場することです。
簡単な道のりではありませんが、高い目標を持って、これからも全力で頑張っていきます!
これまでの悔しさも喜びも全部力に変えて、もっと強くなっていきたいです。
結果で恩返しできるように、これからも努力を続けていきます!

写真 前列右から箕輪、宮田
拙い文章ではありましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
つぎは、同じ短距離パート1年の箕輪彩星に渡そうと思います。
あやせはいつもニコニコしていて、どんなときもポジティブ。相談にも乗ってくれて、とにかく聞き上手です。競技力が高いのにいつも謙虚で、その姿勢に刺激をもらっています。
これからも一緒に頑張っていこうね!
あやせがどんな内容を書くのかとっても楽しみです‼︎では、失礼します!