2025/11/24 紙﨑柊斗「根拠のない自信」

 
みなさんこんにちは。

成川純輝から引き継ぎました、短距離パート2年の紙﨑柊斗です。

じゅんきは本当に面白く、そして変です。カメラを向ければ0.100秒で変顔(さすがのリアクションタイムですね)、会話の途中で急に謎ワードを放り込んでくる。ここには書ききれないくらいの”じゅんきワールド”を日々炸裂させています。彼のおかげで毎日非常に楽しく過ごせています。しかし、そんなおふざけ男ですが陸上になると一気にスイッチが入ります。陸上に対する情熱は部内でもトップ、練習でも練習以外でも手を抜かず本気で取り組むじゅんきにはたくさん刺激をもらっています。これからも一緒に頑張ろう!

 
さてみなさん、私の1回目の部員日記を覚えていますでしょうか?
前回の締めくくりに書いた、あの宣言。

「一刻もはやく10秒台をだし、恩師に報告をする」

その約2ヶ月後ついに10.96を記録し、一番に報告をすることができました。初めて10秒台を出せたときは、今まで感じたことのない感覚になりました。速報を聞いた時、体が勝手に動いて気付いた時にはガッツポーズ。あのレース、あの感覚、あの瞬間を一生忘れることはないでしょう。

好調は続き、シーズン最後の試合では再びPBで1年を締めくくることができました。

「来年はもっと記録を伸ばし、活躍する」そんな気持ちで迎えた冬季練習は順調でした。初戦からPBも狙えるのではと期待していた矢先、また”あいつ”がやってきました。

私といえばのやつです。そう、「ハムストリングの肉離れ」。

いくつか試合には出場できたものの、納得のいく結果には程遠い内容でした。記録を出さなきゃと焦りが募り、何度もおなじ怪我を繰り返す悪循環に陥りました。無情にも時間は過ぎ、「今自分は何をしているんだろう」そんな思いが頭の中でぐるぐると回り、苦しいシーズンになりました。正直メンタルはズタボロでした。

しかしいつまでも弱音ばかり吐いているわけにはいきません。時間はたくさんあるようで、ない。この苦しかった1年で学んだことが、意味あるものになるのか、ただの失敗談で終わるのか、それがわかるのは来シーズン。結局は自分次第です。

写真左からハードルパート1年渡井、短距離パート2年紙﨑、ハードルパート2年成川

ありがたいことに私は、周りの仲間に恵まれています。現在は、部内No.1の陸上オタク:渡井琥鉄大先生と熱血変人ハードラー:成川純輝副担任の2人から愛のムチを受け、今までの陸上人生にないくらいしごかれています。2人のおかげで、陸上に対する熱意は以前より確実に強くなりました。前の自分だったらこなせなかったようなものも、今では何とか食らいつけています。互いに励まし合いながら走り込みをして、ウエイトをして、終わった後には自然とハイタッチ。今の陸上は、心から「楽しい」と思えます。

来年は、私にとって勝負の年です。目標は10.45。まずは、来年度から変更となった関東インカレA標準10.60を切らなければいけません。今のPBから考えると簡単なものではないし、程遠いものではあります。だからこそ目標に掲げ、挑む意味があると思っています。

この1年で痛いほど味わった悔しさや日々の辛い練習は、気づけば”自信”に変わりました。

もう一度あの感覚を味わえるように、冬季練習に励んでいきまたいと思います。

そんなこんなで次の部員日記ですが、帝京大学スポーツ医科学センターに通う帝京界隈の1人、あっきーさんこと上野亜貴斗さんに回そうと思います。あっきーさんとは、陸上のことも陸上以外のこともなんでも話せる仲だと勝手に思っております。一緒に帰った時には色んな話をして、色々あって気分が落ちた時にはたくさん話を聞いてくれました。普段はムードメーカー的な存在ですが、ここぞという時は頼りになる先輩です。そんな兄貴の様な存在のあっきーさんの10秒台が早く見たいですね!一緒に冬季練頑張りましょう!
あっきーさんはどんな部員日記をかくのか、みなさんお楽しみに!

写真左から、短距離パート3年上野、紙﨑