2025/11/17 遠藤千佳「ついに回ってきました、私の番です!!」
はじめまして!同期の近藤咲歩から部員日記のバトンを引き継ぎました、短距離1年の遠藤千佳です。
まず初めに、福田監督をはじめ、紫聖会の皆様、そして日頃から陸上競技を支えてくださっているすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
ついに回ってきました、私の番です!!
実は、入部した5月頃、同期の斎藤響に「ネタに走って千佳に回す」と言われたにも関わらず音沙汰なし。あれから半年以上、書いていないことを誰にも気づかれずに終わってしまうのではないかと密かに思っていたので、一周回ってホッとしております。
響は今シーズン、200m・400m・100mで関東インカレ標準を突破し絶好調!と書きたかったのですが、つい先日まさかの標準記録が引き上がってしまいました。
頑張りを近くで見てきたので、私も自分のことのように悔しいです。でも、この悔しさが冬季でのエネルギーになるはず、一緒に強くなろうね!
そして、回してくれなかった件については、今日をもって大目に見ておきます。
そして、変な振りしないよう伝えた結果、猛獣と人間のハーフにされました。さほちん、回してくれて本当にありがとう!咲歩とは池袋キャンパスで基本トレーニングルームでしか遭遇しないのですが、会う度にお互いのやる気と脳筋パワーを褒め合っています。今シーズンは4継も共に組み、実はひそかに来シーズンは一緒にレギュラー狙っちゃおうなんて話しています。(言っちゃった!一緒にがんばろうね。)

名前 遠藤千佳
学部 社会学部社会学科
種目 400、200、100
大会の日の朝ごはん
しらす丼(炊き立てのご飯に釜揚げしらすをたっぷりかけ前夜醤油漬けした卵の黄身をのせた)
今シーズン嬉しかったこと
同立戦で同じ高校出身の大場大輔と2位で貢献できたこと/関東新人個人400mで準決勝に進めたこと

今回が初めての部員日記ということで、軽く競技人生を振り返りたいと思います。
私の陸上人生の根幹は小学生時代にあると思います。中高スプリンターだった父の血を受け継ぎ走る事が大好きだった自分ですが、同窓には俊足の女子が多く、運動会の選抜リレーに出る事が毎年の目標になっていました。彼女達と競った選抜リレーや共に優勝を勝ち取った連合陸上リレーでの感動が中学校で陸上部入部という選択へ導いてくれました。
中学では走る事と同じ位大好きなピアノと陸上を両立する日々を送りました。
陸上も好きだけど音楽にも興味があり、陸上は中学で終わりにする事を考えていましたが、中学最後の都大会で9位となり決勝を逃した悔しさから「もっと速くなりたい」という思いで陸上部が盛んな文京高校に進学しました。
私の転機は文京高校に進学した直後、400m競技との出会いです。高校入学初の都大会予選、100、200mは先輩方で枠が埋まっていました。しかし、どうしても大会に出たかった私は、先輩だけでなく顧問の先生も「まだその辛さは知らなくてよい」と全力で止めるなか、未経験の400mにエントリーしました。人生初の400m本番は、レース中盤で既に「なぜ制止を遮りエントリーしてしまったのだろうか」と自分を責め、ゴール直後はあまりの辛さに自分を恨みましたが、予想を裏切り都大会進出を決めることができました。高校2年時は初の都大会入賞、3年時では、個人・1600mリレーともに関東大会に出場しました。しかし、インターハイを本気で狙い切れなかった悔しさが残り、大学では関東で入賞、そして全国出場を目標とし、自分と向き合いながら地道に頑張りたいと思っています。
そして、毎大会何をしているのだと訝しがられているメトロノーム聴取について、少しだけ。
高校2年時、関東大会出場を本気で狙い始めてから自分の走りを分析したところ、400mで最重要となる100mまでの加速不足が自分のウィークポイントだと気づくことができました。そこから、理想のテンポでピッチを上げられれば課題克服につながるのではないかと考え、レース前の音楽が走りのテンポに影響した経験と、14年間のピアノ学習での音楽経験をヒントに、メトロノームや高テンポの曲を使ったイメージトレーニングを導入しました。この取り組みによって、予選・準決勝・決勝のすべてで理想のテンポを維持するために必要な持久力や筋力を明確に理解でき、練習の質そのものが大きく変わったと感じています。リズム聴取の導入は自身の競技人生で大きな転換期だと考え、相関が極めて高いと確信しています。今シーズンは受験明けということもあり、高校3年時に使用していた236bpmでは体力がついていかず、そこが反省点です。ただ、来季は「初戦で自己ベストである57.64更新」を目標に、後半の再加速も踏まえた最適テンポについて引き続き研究したいと思っています。
ここまで読んでいただき面白そうと思ってくださった方、是非お声掛けください!にっこにこで語ると思います^_−☆
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。頼りがいのある大好きな先輩方、最高の同期、いつも温かいサポーターの皆さん、今後もどうぞよろしくお願いします。冬季も一緒に頑張りましょう。
次の部員日記は、ハードルパート2年の成川純輝さんにお願いしました。関東新人をきっかけに一気に仲良くなれたと思っている先輩で、メンタルが不安定なときも明るく話を聞いてくださいます。陸上に対して本当にストイックで、密かに憧れている存在です。
純輝さんの絶対的に面白い日記を楽しみにしています!

