2024/8/19 塩味奏来「憧れを越えて」

2年 塩味奏来 短距離パート

初めまして。短距離パート2年の黒丸朝日さんから、押し付けr、、引き継ぎました短距離2年の塩味奏来です。あさひとは同期で短距離パート4年の前田夏輝さんが開講している前田塾のメンバーとして冬季練習を一緒に乗り越えた仲でもあります。共に練習する中でアドバイスを求めてきたり男子に混ざって走ったり、数少ない短距離パート女子の中でも試行錯誤しながら努力しているのが伝わってきて尊敬できる選手の一人です。第一印象はパリピギャルみたいな感じで少し怖かったのですが、実は頑張ってテンションを上げて話していることを知ってとても親近感が湧きました。同期なんだから敬語使わなくていいしもっと色んなお話しようね😀

今回は初めての部員日記ということで自己紹介と自分語りをさせていただきたいと思います。名前は塩味奏来(しおみそら)でしおみと呼ばれることが多いです。身長は180cm(179.2cm)体重68kgです。埼玉県出身で地元の三芳東中学校から推薦で立教新座高校に進学し、内部推薦で立教大学社会学部社会学科に進学しました。一度も受験勉強をしたことがありません。申し訳ございません。好きな食べ物は甘いもの全般で、嫌いな食べ物はアスパラなどの茎野菜です。趣味は野球観戦(阪神タイガース)やゲーム(最近はPS5のエルデンリング)です。好きなYouTuberは「いだチャンネル」でサイコのようなボケを目指して日々頑張っています。おすすめはインド編です、ぜひ見てみてください。最近のマイブームはHIPHOPでdopeな同期たちの影響でBADHOPとかにハマっています。あとペットで「ボンちゃん」というチワワを飼っていてめちゃくちゃ可愛いので、写真を見たい方はぜひ話しかけてください。

さてここまで簡単な自己紹介をさせていただいたので、ここからは過去から現在に至るまでの深い陸上エピソードを語らせていただければなと思います。

僕が陸上を始めたきっかけは3個上の姉が陸上部で中学3年時に関東大会に出場していた姿に憧れて中学から始めました。全中に出場して姉を超えるという目標を持って入部しましたが、当初はクラスでも3番目くらいでそこまで足が速いわけでもなく、中1では13秒台で県大会にすら行けませんでした。全中に出るという目標を掲げている奴が県大会にすら出られずにバカにされることもありました。それでも中2になると身長が伸びるとともにタイムも伸び、秋の新人戦200mで初めて県大会の決勝に進むことができました。しかし埼玉県には強化指定選手という標準記録を突破した人だけが選ばれて練習会に参加できるという制度があるのですが、僕は標準記録を突破できず選ばれることができませんでした。当時は県のエリートたちが選ばれて、すごい先生の特別な練習をするというイメージがあって、全中に出るためには絶対に選ばれなければならないと思っていたので、とても落ち込んで全中出場の目標を見失いかけました。そんな時に支えになったのが家族の存在で、母は毎日マッサージをしてくれたり、父は遠い熊谷まで練習会に連れて行ってくれたり、姉は高1からインターハイで活躍して、超えるべき存在として輝き続けてくれました。そんなこんなでめげずに冬季を超えて、春の通信県大会200mで全中標準を突破することができました。当時はめちゃくちゃに調子に乗っていて埼玉のジャージばっかり着て遊びに行っていたことを懐かしく思います。そしてありがたいことに沢山の高校からお声がけを頂いて、とても悩みましたが立教新座高校に進学する決断をしました。顧問の香取先生は僕が無名だった中2の頃から「この子は伸びる」と目を付けていたらしく、とても熱心に勧誘してくれました。高校に入学してすぐはコロナがあって部活もなかなか出来ない状況でしたが、高1の県新人200mで4位、100mでは10秒台と県内でも高いランキングにいて高2でインハイに出られるかもと思っていました。そして冬を超えて、高2の県総体100mは準決落ちで、この後すぐに4継の決勝があるのに澤田と一緒に号泣していたことを覚えています。200mでは6位でギリギリ北関東に進めました。北関東では過去一絶好調で200m4位、4継3位、マイル5位と出場した3種目全てでインターハイを決めることが出来ました。インターハイでは奮わなかったですが、このシーズンでは関東新人で100m2位、200m3位、4継2位など、非常に良い結果を残すことが出来ました。高2でインターハイの雰囲気を知ることが出来たので、高3では必ずンターハイで決勝にいくぞと決意してシーズンを終えました。そして迎えた勝負の高3シーズンでは春先からあまり調子が上がらず、自分がイメージしていたインターハイ決勝にいく姿と現実のなかなか調子が上がらない自分の姿とのギャップが大きく焦った結果、県大会の3日前くらいに脚を痛めてしまい、怪我をした状態で県大会に挑むことになってしまいました。県大会では香取先生が修学旅行で不在で、キャプテンの自分がチームを引っ張らなければいけないというプレッシャーと怪我で思うように走れない不安とが入り混じり、半端ないストレスでした。結果としましては、100m棄権、4継準決勝で失格、200m予選で失格、マイル準決勝敗退と最悪の結果でインターハイ路線が終了してしまいました。4継と200mに関しては両方とも僕がコーナーでインレーンを踏んでしまい失格とされてしまいました。怪我をした脚を庇ってバランスが崩れていたからという言い訳もできますが、これは今だから言えることですが、1番の理由は怪我をして速く走れないけど速く走らないといけないという気持ちから、いつもよりインレーンを攻めて走ってしまったのだと思います。高1からエースとして3走を任されて、いつも僕が3走で順位を上げて4走で耐えるというレースをしてきたので、チームを信じることが出来ずにエゴを出した結果が失格につながってしまったのだと思います。この経験だけは一生忘れられないです。

長くなりましたが、ここまで中学から高校にかけての過去の栄光と挫折を書かせていただきました。このように過去を振り返る機会はなかなか無かったので、とてもいい機会になりました。ありがとうございます。さて、大学に入ってからは去年の関東インカレ前日に肩を脱臼したり、今年の関東インカレ前日にアキレス腱を痛めて4継を走れなかったり、良い成績を残すことが出来ていませんが、姉を超えるという目標は変わっておりません。姉に憧れて始めた陸上、今では超えるべき目標として競技を続ける原動力になっています。インターハイ2位、国体4位ととても高い壁ですが、憧れていたら超えられないので。日々自分なりに考えて、苦悩しながらも練習に取り組んでいます。これからも応援してくださる方々に恩返しができるように、頑張りたいと思います。

次の部員日記は同期の町田愛莉さんにお願いしました。まっちーはあさひと同じく前田塾のメンバーです。まっちーは強豪校の成田高校出身で中学時代は県内では知らない人がいないくらいの猛者だったらしいのですが、全く驕らずに謙虚な姿勢で競技に取り組んでいます。(過去の栄光に縋っている自分がとても恥ずかしくなります。)また、新座キャンパスまでめちゃくちゃ家が遠いのに部活に遅れてこないところもすごいなと思います。とても頑張り屋さんでUBもどんどん更新していっているのでこれからの活躍にも注目です。

P.S. 前田塾が恋しいのでなつきさん!!そろそろ復活してください!!

以上です。

長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございました。