2024/7/19 今井一輝 「選択を正解に」

２年　今井一樹　中距離パート

どうも！中距離パート2年の今井一輝です。

いやー絶対僕じゃないですよ、りささん！あの流れはゆかこさんですやん！誰もがそう感じたと思います。おそらく法学部の女王のゆかこさんはこの時期テストで忙しいから、通称呼吸学部(社会学部)の今井に頼むかってとこじゃないでしょうか、私はそう睨んでます。社会学部も舐められたもんだ。社会学部の呼吸って難しいんですよ、どうやら空気が薄いんだとか…グチグチ文句を言っていますが、いつもクールでかっこいい、りさ先輩にバトンを渡されてしまっては断れるはずがありません。そんな光栄なことはないのでありがたく引き受けさせていただきましたが、あー何を書こう、今手が止まっています。多分社会学部のレポートよりよっぽど難しいです。身のある話も面白い話もできないですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

振り返ると私が陸上を本格的に始めたのは高校からです。中学は野球部でキャッチャーやセンターを守っていました。当初から野球は中学までと決めていて、中学時代の野球部の先輩が高校から陸上部になったこともあり、私も先輩に続いて野球部の友達と2人で陸上部に入部しました。色々な縁があったことは大きかったですが、正直一番の理由は自分が高校からできるスポーツが陸上くらいしかなかったからだったと思います。同期は全パート含めて6人。その内男子は先述の野球部からの友達のみで彼は短距離だったため、練習はほぼ1人で行っていました。毎日真面目に練習しても都大会に出れるか出れないかのレベル。足には自信があった分、その結果は悔しかったですし、上には上がいるんだなと痛感する日々でした。それと同時に野球では味わえなかった、コンマ1秒を削り出す自分との闘いに面白みを感じ始めました。結局最後まで都大会の先には一度も進むことができず陸上部を引退。記録も結果も中途半端な形で終わってしまいました。その後は色々あって二度の受験期を経ましたが、二度目の受験も第一志望には受からず、この立教大学に進学することとなりました。受験前からどの大学に行くことになっても何かしら部活でスポーツをしたいと考えていて、入学後は様々な部活を調べましたが、やはり僕に残された道は「陸上部」しかありませんでした。ただ今から入ろうとしているのは「立教大学体育会陸上競技部」高校から始めて都大会にいけるのがやっとだったレベルの自分が入って良いものなのだろうか、2年弱も競技から離れていた自分が練習についていけるのだろうかなどなど、いくつもの不安を抱えながら体験に行ったことを今でも鮮明に覚えています。行ってみると案の定、全中やインターハイ等、数々の実績を残してきた選手ばかり。中には高校時代都大会などでスタンドから見ていたため、一方的に知っている選手もいました。その一方で大学から陸上を始めた選手もいたことには驚きでした。何より驚いたのは指導者がいないこと。その中で選手同士で切磋琢磨しあいながら陸上を楽しんでいる先輩方を見て、私はこの部活に入部することを決めました。しかし、入部するということはこの立教大学で陸上を4年間やりきるということも同然。きっと世の大学生と同じような大学生活は送れないだろうし、様々なことを犠牲にしなければいけないのだろう。それでも自分は立教で陸上をすることにしました。やるからには本気でやらなければいけないし、この選択を正解にしなければならない。「選択を正解に」そう思えるかは自分次第であり、今後の努力次第。だからこそ今、一日一日の練習に全力で取り組んでいます。実力も実績もない分、泥臭さ、がむしゃらさで勝っていくしかないんです。その結果いつも冒頭の写真のような顔になりながら走っています。いつも無様な顔を見せてしまってすみません。でも今の私に走ってる時の顔なんて気にしてる場合じゃないんです。そんなことを気にしてる場合なら最後の1m、1秒まで絞り出すべきだと、そう信じながら練習に取り組んでいます。

さて、次回はフィールドパート3年の前田日向さんにお願いしたいと思います。普段はクールで無口な日向さんですが、強すぎる信念と熱い心を合わせ持ち、幅跳びに本気で向き合っている私の尊敬する先輩です。どうやらもうすぐドイツ留学するんだとか。留学前に一仕事やってもらいましょう。よろしくお願いします！

「選択を正解に」僕が大事にしている言葉です。人生って選択の連続ですよね。大小様々な選択の連続によって人生は作られていく。特に自分にとって大きな選択はその選択自体が正しいのか不安になると思います。でも大事なのは選択した後の自分の行動。その後の行動次第ではたとえ失敗したと思っていた選択も自分にとっての正解になり得る。僕はそう信じています。周りから間違っていたと言われてもそんなことは関係ない。自分が胸を張って正解だと言えればそれで良いんです。そのためには相当な努力が必要ですけどね。

自分が立教大学を選び、陸上部を選んだこの選択は果たして正解と言えるだろうか。まだまだ胸を張って言えないな。いつかそう自信をもって言える日まで…私は走り続けます。