2024/11/22 横澤奈夏「元気とユーモアのない社会に明るい未来はやって来ない」
こんにちは。小川陽香から引き継ぎました。長距離女子2年、横澤奈夏です。
一緒にいる時間が長い私と陽香ですが、実は面白いくらいに違う考え方を持っています。ジョグで人生観や恋愛について話す際、その最中に「わかる〜」とお互いになったことはないんじゃないかと思います。それくらい異なる価値観を持つ私たちですが、チームのことに関して話すときはそれが嘘かのように同じ意見になります。私が話し合いの場で上手に言語化できずにうなっていると、陽香は私が言いたかったことを的確に、さらに発展させて伝えてくれるのでとても頼りにしています。
また、彼女は走っている姿もかっこいいので、クールに思われがちですが、何もないところでつまずき、三歩ほどよろめいてヤムチャのような態勢で地面に転がっていったときは、そのあまりの芸術点の高さに私も横に寝そべり大笑いをしたくなりました。私が長女だったのですぐさま手を差し伸べることができましたが次女だったら無理でした。そんなお茶目なところもあります。
(写真左))
はじめに、先日行われました同志社戦では、多大なるご支援・ご協力を多くの方々から賜り、伝統ある対校戦を無事開催することができました。この場をお借りして部員を代表し、心より感謝申し上げます。
また、10/5に行われました関東女子駅伝ではたくさんのOB・OGの皆さんが現地に足を運んでくださり、そのご声援がとても力になりました。来年度も杜の都ならびに富士山女子駅伝への出場とそこで戦えるチームを目指して精進して参りますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
初部員日記です!今回は読んでくださっている皆さんが少しでも明るい気持ちになれるような文章にしたいと思います。なので私からは、自己紹介を挟んだのち、「立教陸上競技部の個人的好き好きポイント〜!」をご紹介します。受験生をはじめ、この部活が気になっている方の背中をちょんっと押せるよう努めます。
1.自己紹介
ヨコサワナナと読みます。経済学科に所属しています。授業もテストも比較的多く、忙しないですが充実した大学生活を送っています。普段は一時間半電車に揺られ、新座キャンパスまで練習に向かっています。そのため、電車に乗っている間をリラックス時間として、家に帰ったら音速で寝る準備を整える毎日です。好きなものは漫画とゲームで、座右の銘はもちろん「友情努力勝利」です。最近ハマっているものは龍角散です。音楽は系統に縛られず何でも聴きますが、陸上が大好きなあなたにお勧めしたい曲はOrangestarの「Surges」です。部活動を一生懸命に取り組んでも、それを仕事にする人はほんの一部なのに、なぜ私たちは競技というものにこれほどまで執着するのでしょうか。その答えが詰まっている曲だと思います!
Orangestar – Surges (feat. 夏背 & ルワン) / カロリーメイト web movie
2.高校小話
生まれも育ちも千葉県で、出身校は成田高校です。当時は県大会はもちろんのこと、インターハイの表彰台までもが成田の真っ赤なジャージで埋めつくされていました。中学生の私はその光景に憧れを抱き、陸上の猛者たちが集う場所へ飛び込みました。卒業生の著名人には室伏広治さん、増田明美さんや久畱戸律早さんがいます。成田と言えば、驚きと圧倒の規則!序列!上下関係!私の礼儀正しさの原点です^-^伝統や縦のつながりを重要視する校風に当時は息苦しさを感じていたものの、目上の人と関わる機会が増えた現在では、そこでの学びがいかに大切なことであったかを痛感します。監督は競技に対して厳しくもありましたが、1番印象に残っているのは「競技者である前に、1人の人間として大切にするべきことを忘れるな」というお言葉です。いつか陸上をやめたときに空っぽな人間にはなるんじゃないぞと口酸っぱく教わりました。今後も応援してくださる方や支えてくれているサポーターの皆さんへの感謝は忘れないようにしたいです。
3.好き好きポイント
趣味は年の離れた兄の影響を極端に受けています。前々回の幸正の部員日記につづられていた、彼が通らなかった道のすべてを幼少期から渡り歩いてきました。高校時代はそういったことに関心がある友人が周りにいなかったので、あまり開けっぴろげに自分の趣味の話をするのは避けていたのですが、立教大学陸上競技部では野菜を独学で育てている人や、急にラップバトルを始める人もいます。十人十色、その人特有の面白さが外面だけでなく内面にも隠れており、それを見つけるのは宝探しみたいでとても楽しいです。それぞれ異なる趣味を持った人が集まっている部活だからこそ、他人の趣味を否定する人がいないというところが素敵だと思います。
また、少し真面目な話になりますが、この部は学生主体の自治組織ということもあり、望めば部活動の運営に携わることができます。大学生のうちからこのような経験ができることはとても貴重ですし、今後に活きる活動だなと実感しています。種目や学年の垣根を越えてたくさんの部員と交流する機会があるのも内気な私にとっては素敵ポイントです。
大学選びの際は絶対に「学力で妥協はしない」ことを軸に定めていました。陸上で進学する選択肢もありましたが、学びの停滞は自身の衰退というヘビーな思想を抱えているので、陸上と勉学を両立できる立教大学に進学しました。あとなんといっても江戸紫のユニフォームがかっこいいんです。全大学の中でもトップクラスのかっこよさだと思います。
陸上も勉強もどちらも好きなんだ!という高校生がいるなら迷わず立教大学をお勧めします。立教は入部にあたって監督などへの事前交渉が必要ないので、まずは一度、部のインスタグラムへ質問や見学相談を送ってみてください!いつでもお待ちしています★
3.自分語り
最後に今期の振り返りだけ書かせてください!今年1年を振り返ると、まず競技力向上のスタートラインにも立てなかったという印象です。5月の関東インカレ以降から8月の一次合宿まで長期間体調を崩してしまい、自宅で療養をしていました。寝込む日々が続き、さすがに外に出ようと5分ほど歩いて動悸が止まらなかったときは「もう前線で陸上はできないかもしれない。」と落ち込みました。だんだんと回復の兆しが見えてきたものの、そこから体力を戻すまでは練習に楽しさを見いだすことができず、これからの見通しが全く見えない中で「陸上はもうできない」、「前みたいに走れない」と負の感情ばかりが出てきました。これは超絶ポジティブシンキングな私にすれば相当メンタルにきています。それでも「陸上をやめたいか?」と自分に問うと答えは明確で、可能不可能は別にして、やめたいと思ったことはその期間で一度もありませんでした。その自分の揺らぐことがない気持ちと龍角散を心の支えにして、気分屋な自分の体調とこれからも戦っていきたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!立教陸上競技部の良さが少しでも皆さんに伝わってたらいいなと思います!新座でお待ちしてます🌟
次回の部員日記はサポーターパート4年生の佐藤彩菜さんに託しました。出会って二回目程で膝かっくんをされた時は新手の新人いびりかと思いましたが、愛情表現だったみたいです。彩菜さんはその類まれなる包容力で高校の上下関係の縛りから私を解放してくれた方の1人です。今では本当のお姉ちゃんのように思っています。部員日記をお願いしたら渋られましたが、彼女が4年間何を思ってサポーターという茨の道を走り抜けたのか気になったので強引に押し付けました。よろしくお願いします。
(写真左)