2025/1/10 遊馬淳「やらない後悔より、、、やって大成功!!!」

 お世話になっております。短距離4年の遊馬淳(あすまじゅん)と申します。

 まず初めに、福田監督をはじめ紫聖会の皆様やOB・OGの皆様、いつも立教大学陸上競技部を応援してくださっている皆様にこの場を借りて、感謝を申し上げたく存じます。いつも本当にありがとうございます。普段の活動で部員が全力で競技に励めるのは間違いなく皆様方のおかげです。今後とも変わらずご支援いただけますと幸いです。引き続きよろしくお願い申し上げます。

 改めまして、2年の宮川雄太から引き継ぎました。4年の遊馬淳です。宮川は同じ専門である400mHの後輩です。彼は一生懸命な人で1年の頃からの努力が実り、関東インカレにも出場。まだまだ伸び盛りの選手です。冬季練習はめちゃくちゃしんどいと思うけど、さらなる飛躍に向けて全力で頑張って!俺の自己ベストを超えたという嬉しい報告待ってるよ!!!

(400mHの後輩達と 写真中央)

 それから、前回の日記で宮川が取り上げていたマラソンに出場した詳細について。
 実は入社する会社の課題で、半年で何かを極める「極めます課題」というものがあり、その一環で実家から本社まで70キロほどを走ることを最終目標に体力づくりをしています。そういうわけで、ハーフマラソンに2回出場しました。短距離専門で10年やった人にハーフマラソンは想像を超える地獄です。2回とも制限時間ギリギリでゴールできましたが15キロを過ぎてからは足が攣りに攣って満身創痍でのゴールでした。直近で行われた箱根駅伝をはじめ、長距離選手、改めて大尊敬。本当にすごいです。自分でさえ家から本社までの70キロ走れるのかわかりませんが、気力と根性で走り切りたいと思います。

(友人にハーフマラソンで完敗 写真左)

 さて、部活も引退し年も明け、いよいよ4月から就職のタイミングで部員日記なるものが回ってくると思いませんでしたが、せっかく後輩に指名してもらったので「陸上人生を通して得たもの」について書いてみようと思います。

 結論から、陸上人生を通して得たものは「目標から逆算して行動する力」です。というのも陸上は競技特性上、他のスポーツに比べて、まぐれが極めて起きにくく、とことん自分の記録である数字に向き合う競技です。だからこそ、振り返ってみると、目標の記録や理想の動きに向けて小さな修正を積み重ね続けた陸上競技人生だったなと感じています。
 そして、ここで培われた「目標から逆算して行動する力」は部活を引退した後の人生でこそ活きると確信しています。なぜなら、陸上競技という数字だけで戦うスポーツよりも、人生そのものは運も縁も複雑に絡み合い、一概に数字では比較できない世の中に飛び込むからです。だからこそ、陸上競技人生で培った「目標から逆算して行動する力」はそこで大きな武器になるのではないでしょうか。

 加えて、この立教大学体育会陸上競技部で活動できたことは本当に大きな財産になりました。高校3年、インターハイ予選の県大会準決勝でフライング。不完全燃焼で終わった上に、その後1年間浪人を経ての入部でしたが、多くの有名私大とは違って多様なバックグラウンドを持つ人が部員にいること。また、自主的に練習に取り組む環境でそれぞれが目標に向かって頑張る姿はとても良い刺激でした。
 副将も務めさせていただき、3年次の明立戦ではトロフィーを(本当に偶然)破壊するなど至らないことだらけでしたが、同期や幹部の支えのおかげで何とか次の代につなぐことができました。この場を借りて、感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
 また、個人の自己ベストを更新することはできませんでしたが、リレーで全国大会に出場させていただく機会や同期のほか、先輩や後輩など多くの良い仲間にも恵まれ、陸上人生を全うできました。後悔は1つもありません。

(400mH)

 また、話はやや逸れますが部活はもちろん、何かを頑張っている人に、どんな経験も無駄ではないということも伝えたいです。
 というのも自分の人生を少し俯瞰してみると、先述したフライングを大学でも引きずっていたり、調子が上がらず、「陸上やりたくないな」と思うことや、浪人して立ち止まったりして、落ち込んだり、辛いことも多々ありました。しかし、悩んだり立ち止まったりしつつも全力で何かに挑戦することは、たとえ、その時の結果に結び付かなくても無駄なんてことは経験上、絶対に無いです。
 実際、フライングの経験は笑いに変えて就職活動で上手く昇華できましたし、マイナスだと思っていた思いや浪人経験も自身が体験したからこそ、わかることや寄り添えた経験があります。そう考えると、辛い経験や悔しいことも、その時は納得できないと思いますが時間が経てば、とてつもない財産な上に、もし、笑い飛ばして周囲の人を笑顔にできたら、マイナスなんかではなく、大きなプラスだと思います。また、仮にマイナスだと思っていた経験がまだ活かせていなくても「絶対に活かしてやる!」くらいの気持ちでいると、不思議なことに偶然そのチャンスがやってきたりもします。したがって、どんな経験も決して無駄ではないです。
 そして、先述した陸上人生を通して得たものとして「目標から逆算して行動する力」を挙げましたが、この力は陸上競技をする人は必ず身につけられると思います。さらに、その力は部活はもちろん、何かを頑張る上でとても役に立つと思います。だからこそ後輩たちには、どんな経験も無駄ではないということに加え、この力を使って、失敗しても良いから自分のペースで目の前の競技や、今後の人生に関しても納得できる選択をして欲しいと思います。陰ながら、応援しています。

 次の日記はもうすぐテスト期間なので1月中の更新は忙しくないはずの4年生で回してあげたい、という思いもあり中距離パート4年の西尾有紀哉に頼みました。
 西尾とは学部学科だけでなく、ゼミの所属も同じだったので、3年次は部活以外の日でもゼミや授業でほとんど毎日会っていました。ゼミが忙しく部活との兼ね合いもかなり大変でしたが、同じ境遇の彼がいたから頑張れたと思います。本当にありがとう。そんな戦友でもある彼はとにかく努力家。尊敬しているところも多いので、どんな文章を書いてくれるのか楽しみです。

(写真右: 西尾 写真左:遊馬)

 最後になりますが、改めて浪人を経てもなお、大学で陸上競技を続けて本当に良かったと思っています。沢山迷惑もかけましたが部活以外も多くの思い出がある同期や、いつも手厚く支えてくれたサポーターのみんなには感謝してもしきれないです。本当に本当にありがとう!
 そして今年卒業する4年生は新しい目標に向けて次のスタートを切ります。ここからが本当の人生ではないでしょうか。多種多様な進路ですが全員が立教大学陸上競技部で学んだことを活かして前へ進んでいくことを自分自身期待しています。
 自分に関しては春からテレビ業界へ就職します。そこでも陸上で培った「目標から逆算して行動する力」を使って、次の目標である日本を代表するバラエティを作りたいと思います。「やらない後悔より、、、やって大成功!!!」そんな風に挑戦し続けて、どんな経験も糧に人生を走り続けていきたいです。その先にある自分らしい大成功を信じて、、、。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。